サンラインは、増加する大気圧プラズマ技術開発のニーズに対応するため、本社敷地内に最先端の大気圧プラズマ処理設備を備える実験施設「Plastas Lab.(プラスタス ラボ)」を整備し、2023年10月2日(月)に竣工します。
サンライン「Plastas Lab.(プラスタス ラボ)」
施設名 : 株式会社サンライン プラズマライズ事業部 Plastas Lab.
竣工日 : 2023年10月2日
所在地 : 〒742-0315 山口県岩国市玖珂町1600-21
規模・構造 : 鉄骨造、地上1階
建築延床面積: 150平方メートル
主な用途 : プラズマ処理実験、新規事業開発
設備 : 大気圧プラズマ源(ジェット、ダイレクト、ICP、その他)、
自動走査ステージ、Web会議システム、
工業用ガス(Ar、He、O2、N2、CO2)
URL : プラズマ事業サイト https://plasma.sunline.co.jp/
■アクセス
・山陽自動車道 玖珂ICより車で約5分
・JR山陽新幹線 新岩国駅より車で約25分
・岩国錦帯橋空港より車で約35分
竣工の背景
株式会社サンラインは、2019年より独自技術である大気圧低温プラズマ技術「プラズマライズ」を利用し、自社の釣り糸事業をはじめ、製造業を中心とした実験や開発、生産、分析を受託しています。
製造業では、工場のVOC排出抑制などの環境対応や、新製品開発における機能性向上などの需要が拡大しており、溶剤や薬液を使用しないドライプロセスで、高い化学的活性により物質の表面改質が可能なプラズマ技術への関心が増えています。
近年では、製造業に限らず、美容や農業などへのプラズマ利用の期待が増えています。
そこで、産業、ヘルスケア、食品・農業の分野へのプラズマソリューションを展開するため、2023年10月より、新規事業「Plastas(プラスタス)」をスタートします。
新規事業の拠点としてPlastas Lab.(プラスタス ラボ)を新設しました。
施設名の由来
Plastas(プラスタス)は、『Plasma(プラズマ)をプラスする(足す)』を語源とする造語で、当社がプラズマに豊かな暮らしへの想いをのせて、世の中に価値を足していくことを表現しています。
実験や開発を通して世の中に価値を足していく拠点として、Laboratory(実験室)の意味であるLab.と組み合わせ、Plastas Lab.(プラスタス ラボ)としました。
施設設備の概要
Plastas Lab.は、実験室(延床面積69m2)とオフィススペース(延床面積41.2m2)で構成されています。
実験室には、10種類以上のプラズマ発生装置や独自のプラズマ処理器など、プラズマ技術開発に必要な専門的な設備を備え、あらゆる対象物や開発課題へのプラズマ処理実験を実現します。
オフィススペースは、ホテルやカフェなどのインテリアデザインを手掛ける株式会社オリバーに委託し、居心地の良さと働きやすさをデザインしました。
カフェスペースや観葉植物を取り入れることで、リラックスしながら活発に交流し、発想を高め合うことができる空間を演出しました。
また、DXに対応するため、ペーパーレスや電子ホワイドボード、来社実験で他社社員でも利用可能なフリーWi-Fi等を整備し、遠隔地の取引先や共同開発先へのデモンストレーションや実験、開発状況のタイムリーな情報共有を実現しました。
施設の利用例
・自社開発や受託開発における実験
・ラボレンタルなどの施設・設備の貸出
・商談や共同開発のミーティング