テレネットが開発したデュアルSIM対応無線機「ハザードトーク」に、プラムシステムが開発した安全機能2つを搭載した「スマート林業安全DXシステム」が、下記日程で農林水産省(林野庁)にて展示中です。
スマート林業安全DXシステム展示
■展示日程 :9月4日(月)~9月15日(火)
※9月9日(土)・9月10日(日)は展示されない可能性あり
9:30~18:00
■展示場所 :農林水産省7階(林野庁)中央ホール展示スペース
■展示予定台数:ハザードトーク3台、衝撃&接近検知センサー/SOSセンサー
年間死者数30人以上の林業の現場課題の1つとして、木を伐採する際の安全確保が挙げられます。
安全対策として、作業を始める際に作業者が笛を吹いて警告を発しますが、多くの作業員が音を遮断するイヤホンマフを装着しているため、この警告音が届かず、事故が起きてしまうケースが多くみられます。
現場作業者同士の情報共有がないのが主な原因です。
この問題を解消するため、情報共有が簡単にできる無線機「ハザードトーク」に「接近通知センサー」と「SOS発信機能」の2つの安全機能を搭載したものが「スマート林業安全DXシステム」です。
事前の作業現場の情報を取得し作業計画を立てることで事故を未然に防げます。
接近通知センサーは、他の作業員が近づいてきた際に自動的にアラートを発します。
また、SOS発信機能は、滑落などの危険時に回転や強い衝撃がかかった場合、その位置情報を含む警報を自動で発信する機能です。
これらの機能により、作業員の安全がさらに向上することが期待されます。
林業以外でも、建設重機の転倒衝撃、農業トラクターなどの転倒衝撃、運搬車の衝撃転倒などに応用可能であり、林業や農業、建設業などに携わる皆様に、ぜひご注目いただきたい技術です。
テレネットは、全国で3,000社以上の企業・団体に災害対策サービスにおいて多くのノウハウを持ち、プラムシステムは2014年から騒音環境下緊急伝達装置を研究し林業を中心に土木建築、農業などの労働災害の軽減のためのシステムを開発。
両社は、引き続き業務安全の課題解決に繋がる機能の提供に取り組むとのことです。