日本工芸週間実行委員会は、「日本工芸週間」2023年の最終日9月24日(日)、東京国立近代美術館にて、墨と硯と水をテーマにした講義と実演のイベントが開催されます。
日本工芸週間実行委員会「日本工芸週間」墨と硯と水をテーマにした講義
【開催概要】
「墨・硯・水のはなし」
日時 :9月24日(日)14:30~16:30
会場 :東京国立近代美術館 講堂
参加費:5,000円
定員 :100名(要事前申込・先着順)
【申込みフォーム】
https://9e1468ab.form.kintoneapp.com/public/379aec0f87139e87ae528ab197826163f3aa17796700515dec3bc98025f6ebb8
墨を使う、書画のプロは必聴!いま、忘れ去られてしまった、使う側の常識「硯の目を立てる」あなたはできますか?硯を扱う際の必須知識を実演します。
秋のお彼岸に合わせて開催される「日本工芸週間」。
今年のテーマは「自然素材」です。
一つの素材を有効に使い、古くなれば形を変えて再利用するという昔ながらの日本の文化を、次世代へと繋ぐためのイベントです。
墨と硯と水に焦点を当て、実物の観賞・レクチャー・実演により、素材への多角的なアプローチを行います。
・墨・硯・水・紙・筆“きほんのき”
・水墨画を、構成要素である墨と水から解き明かす
・本来必要なお手入れ“硯の目立て”手順を解説
雪舟、牧谿、狩野探幽、そして伊藤若冲、横山大観に至る、水墨画の名品を見ると、あるときは青く、あるときは赤みを帯び、見事なグラデーションとなっています。
豊かな表情は、筆力は当然ですが、墨と硯、そして墨を磨るための水、紙、筆の素材の質の高さにも支えられています。
京の軟水を使った墨と江戸の硬水を使った墨では、色も表情も異なります。
紙との相性によっても変わっていきます。
そして、墨を磨るための硯は、卸し金と同様に、よく目の立った道具でなければなりません。
墨と硯と水について、当たり前のようで、これまで語られてこなかった大切な話が実物をみながら披露されます。
1953年生まれ。
1999年アカデミア・プラトニカ設立・代表。
2011年京都造形芸術大学教授、『よくわかる今の絵画材料』(生活の友社)出版。
2015年寺田倉庫PIGMENT(ピグモン)顧問、21世紀鷹峰フォーラム研究協力「絶滅危惧の素材と道具」で害獣の鹿の皮から和膠の復刻、毛から筆・刷毛の道筋を築く。
2016年日本文化藝術財団より「第8回創造する伝統賞」受賞。
【詳細】
東京国立近代美術館常設展示11室を鑑賞後に集合
13:45 開場
14:00~14:30 青木氏所蔵の文房四宝(墨・硯・紙・筆)を実見
14:30~15:30 レクチャー
15:30~15:50 11室の水墨画(富岡鉄斎ほか)を解説
15:50~16:20 実演 硯の目立て
16:20~16:30 質疑応答
主催: 日本工芸週間実行委員会
共催: 公益社団法人日本工芸会
一般社団法人 TAKUMI - Art du Japon
北陸工芸プラットフォーム実行委員会 /JapanCraft21
日本漆アカデミー
一般社団法人ザ・クリエイション・オブ・ジャパン
運営: 日本工芸週間運営事務局
(一般社団法人ザ・クリエイション・オブ・ジャパン内)