超柔軟ゲル素材を用いて医療用シミュレータなどの製品開発を手がける「タナック」
「タナック」が、2023年7月12日より、穿刺痛低減アイスパック「ぷにゅ蔵くん」を一般医療機器として販売開始します。
タナック「ぷにゅ蔵くん」
製品名:ぷにゅ蔵くん 穿刺痛低減アイスパック
医療機器届出番号:21B3X10017000001
分類:一般医療機器(冷却パック)
サイズ(製品):約15.5×13cm
重量(製品):約101g
材料:クリスタルゲル(R) (熱可塑性エラストマー)
価格:税込3,520円(税抜3,200円)
発売日:2023年7月12日
「タナック」が、2023年7月12日より、穿刺痛低減アイスパック「ぷにゅ蔵くん」を一般医療機器として販売開始します。
穿刺痛低減アイスパック「ぷにゅ蔵くん」の肌に当たる部分には、医療現場で用いられているタナック独自配合の超柔軟ゲル素材( クリスタルゲル(R) )を使用しているのが大きな特徴です。
クリスタルゲル(R)に冷凍庫で冷やしても凍らない保冷ゲル(不凍ゲル)を包み込むことで肌当たりをよくし、素早く局部を冷却します。
ここで皮下注射時の疼痛要因の主な内容を説明すると、薬剤そのものによる刺激や液薬量、注入速度、注射針の太さや長さ、注射を行う看護師や医師の熟練度の違いなどが挙げられます。
これらの痛みを軽減するための方法として、指圧刺激や冷却スプレー、タッピングなどの理学的手法、皮下注射を行う必要性についての正しく丁寧な説明や音楽や動画を流すなどの精神的手法が多くの医療機関でとられてきました。
しかしながら、これらの手法を用いても皮下注射時の痛み軽減に時間を要しているのが多くの医療現場の抱える課題です。
穿刺痛低減アイスパック「ぷにゅ蔵くん」を用いた方法では、注射部位に同製品を数十秒間あてて冷却し、その後に皮下注射を行うことで注射時の痛みの軽減・緩和が期待できます。
これにより「子供の注射嫌い」が改善・緩和され、更には医療従事者の負担軽減が見込めます。
性能評価
穿刺痛低減アイスパック「ぷにゅ蔵くん」は公益財団法人 神戸医療産業都市推進機構を通じて、医療機関にて臨床研究を実施し、子供の疼痛(とうつう)評価指標であるFLACCスケールにて統計的に有意差があることが確認されました。(現在、論文投稿中)
タナック自社医療機器製品第一弾
穿刺痛低減アイスパック「ぷにゅ蔵くん」の販売にあたり、タナックは2023年3月に第三種医療機器の製造販売業を取得しました。
タナックは同製品の販売に留まることなく、これからも医療現場のニーズに耳を傾け続け、本当に必要とされる医療機器製品の開発に注力します。
「タナック」より登場の、穿刺痛低減アイスパック「ぷにゅ蔵くん」の紹介でした☆