法人会員向けに与信管理クラウドサービスを提供する「リスクモンスター」
「リスクモンスター」は、倒産判別に特化した独自の与信管理指標「RM格付」ロジックを2023年6月に改定。
これにより、RM格付の倒産判別力がE格・F格を合わせた警戒領域で従来の91.5%から91.8%に0.3ポイント引き上げとなりました。
リスクモンスター「RM格付」ロジック改定
「RM格付」とは、リスクモンスターの与信管理サービスで提供する倒産判別に特化した独自指標です。
2000年12月のサービス開始以来、500万社超にのぼる膨大な企業群を対象に格付し、統計的に倒産確率を算出・公表しています。
約80万社の倒産実績に基づいて企業をAからFの6段階(細分化を含めると9段階)に格付し、A格の企業は倒産確率が低い(倒産しにくい企業)、逆にF格の企業は倒産確率が高い(倒産しやすい企業)と格付されています。
リスクモンスターは、その「RM格付」のロジックを2023年6月に改定。
格付精度のアップデートにより、RM格付の倒産判別力がE格・F格を合わせた警戒領域で従来の91.5%から91.8%に0.3ポイント引き上げとなりました。
リスクモンスターでは10年以上にわたり、与信管理に必要な独自データベースを収集・メンテナンスしており、現在500万社を超える企業情報を保有しています。
近年、この企業情報データベースを、DX専門部隊によるビッグデータ解析や、IT・クラウド技術に取り組むR&D部門によるAI技術の活用が進み、より正確な信用評価・リスク管理が行えるようになりました。
2023年1~3月期の実質GDPプラス成長や新型コロナウイルスの5類移行により国内景気に回復の兆しが見える一方、2022年以降の全国倒産件数の増加や、米国金融機関の破綻やウクライナ情勢などの不安要素により経済全体の動向には注意が必要な状況が続いています。
日本企業がこれらの経済情勢下で“攻めの取引”を続けるために、リスクモンスターは格付精度の向上を続け、与信管理の新しいスタンダードを提供しています。
サービスコンテンツ本部 DX室 室長代理 石原 孟氏コメント
リスモンでは、「あなたの会社のe-審査部」としてお客様の与信管理業務を支援するため、与信審査・企業分析のプロであるアナリストが、時世に応じた「RM格付」ロジックを研究開発してまいりました。
今回のロジック改定においては、“人”による分析結果を盛り込むだけでなく、AIによる分析の活用にも取り組んでおります。
社会情勢が急速に変動し、企業を取り巻く経済環境も複雑性を増している昨今において、AIの活用によりアナリストの分析だけでは網羅できなかった倒産予兆を捉えることで、RM格付ロジックの精度向上を実現しております。
また、企業情報の収集においてもAIを用いた収集力強化によって、企業情報データベースのさらなる充実につながっていることに加え、情報に関するビッグデータをAIで解析することで、企業の倒産予測だけでなく業績予測も可能となっており、併せて「RM格付」の精度向上に寄与しております。
リスモンは今後もお客様、そして、ひいては日本企業の経済活動を「与信管理の新しいスタンダード」でサポートしてまいります。
2023年6月にロジック改定された、リスクモンスター「RM格付」の紹介でした☆