仙台放送は、国立大学法人東北大学加齢医学研究所と共同開発した「運転技能向上トレーニング・アプリAI版」を含む新しい脳のトレーニング「BTOC(ビートック)」を、日本交通と連携し、タクシー乗務員への提供を開始。
タクシー乗務員の交通事故防止を目指す取り組みです!
仙台放送「運転技能向上トレーニングBTOC(ビートック)」
無料オンライン説明会:・2023年4月20日(木)14時~(約40分)
・2023年5月18日(木)14時~(約40分)
・2023年6月15日(木)14時~(約40分)
※何名でも参加できます。
仙台放送は、国立大学法人東北大学加齢医学研究所と共同開発した「運転技能向上トレーニング・アプリAI版」を含む新しい脳のトレーニング「BTOC(ビートック)」
そんな「BTOC(ビートック)」を、タクシー業界大手の日本交通と連携し、同社のタクシー乗務員へ提供。
「BTOC」は、「Brain Trainer On Cloud」の略で、「運転技能向上トレーニング・アプリAI版」(特許取得済)の主要機能を、法人や団体でも利用しやすいクラウドサービスへと進化させたもので、業務でクルマを運転する様々な業界で社会実装が進んでいます。
様々な年齢層や運転経験の社員が在籍するタクシー業界における、乗務員の安全運転能力の向上、安全運転寿命の延伸を目指す取り組みです。
仙台放送は、東北大学加齢医学研究所と産学連携により共同開発した「運転技能向上トレーニング・アプリ」のスマートフォン版のサービスを、2020年から保険会社や自治体向けに提供し、ドライバーの運転技能向上や認知機能低下の抑制、安全安心なモビリティ社会の実現に向けて取り組んでいました。
また2021年4月からは、同アプリにAI(人工知能)を搭載。
個々のトレーニング状況をAIが解析し、プレイヤー毎に最適なトレーニングへ調整する機能を拡張するなど、「運転技能」「認知機能」「感情状態」の向上だけでなく、安全運転管理や商品開発など、データ活用の幅を広げてきました。
タクシーは今日、社会生活に必要不可欠な移動インフラとしての役割が一層増しています。
また、乗務員は高齢化が進む一方で新卒者の採用も拡大しており、多様な人材をどのように育成し安全運転につなげていくか、改めて大きなテーマとなっています。
このような中でBTOCの活用は、1人ひとりに応じた最適なトレーニングで予測力・危険予知能力を高められる点で、新しいアプローチに繋がります。
効果的に、かつ気軽に持続的に取り組めることで、運転技能向上へ大きく寄与してくれるものと期待されています。
川島 隆太教授からのコメント
『脳科学の力でドライバーの事故を防ぐ』
ドライバーの事故は、脳科学の観点からすると、脳機能の低下、主に大脳の前頭前野の知覚、予測の力が落ちることが原因と考えられます。
言い換えれば、前頭前野をトレーニングすると、運転のほぼ全ての場面、例えば何か危険なものを察知する能力、それを避けようとする判断の力が向上します。
今回開発した「運転技能向上トレーニング」は、運転の場面に即した前頭前野を使うトレーニングを組み合わせています。
地方では運転ができないと、人生の質が下がってしまいます。
安全運転能力を伸ばすことで、いつまでも活き活きと暮らしていただける社会を創生することができるのです。
乗務員の安全運転能力の向上、安全運転寿命の延伸を目指す取り組み。
仙台放送は、国立大学法人東北大学加齢医学研究所と共同開発した「運転技能向上トレーニング・アプリAI版」を含む新しい脳のトレーニング「BTOC(ビートック)」を、日本交通と連携し、タクシー乗務員への提供を開始しました。