ドクターズ・マンは、慶應義塾大学医学部・東京歯科大学が、先進医療として実施してきた臨床試験結果を報告したことを発表。
院外心肺停止患者への2%水素吸入療法が画期的な治療法となる可能性を示唆しました。
ドクターズ・マン「2%水素吸入療法」
ドクターズ・マンは、慶應義塾大学医学部・東京歯科大学が、先進医療として実施してきた臨床試験結果を報告したことを発表しました。
院外心肺停止患者への2%水素吸入療法が画期的な治療法となる可能性を示唆。
東京歯科大学の鈴木昌教授と慶應義塾大学医学部救急医学教室の本間康一郎専任講師、同内科学教室(循環器)の佐野元昭准教授らは、慶應義塾大学グローバルリサーチインスティテュート水素ガス治療開発センターの活動中。
国内15施設が参加した多施設共同二重盲検無作為化比較試験を行い、病院外で心停止になり心肺蘇生で心臓の拍動は回復したものの意識が回復しない状態で2%水素添加酸素吸入(水素吸入療法)を行うと、死亡率が下がり、意識が回復して後遺症を残さずに社会復帰する可能性を高めることを示しました。
90日後の生存率は、従来の治療で61%なのに対し、水素吸入療法により85%に上昇。
また、後遺症なく回復した人の割合も21%から46%に上昇することが統計学的に確かめられました。
水素は人体に害がないとされており、この臨床試験でも水素が原因と考えられるような副作用は観察されませんでした。
ドクターズ・マン「2%水素吸入療法」の紹介でした。