ハビタスケアとJMDCは、生活習慣改善のための支援アプリ「TOMOCO」の社会実装に向けた実証実験を行ってきました。
その結果、病気認知のタイプ別にTOMOCOの利用方法や利用頻度に違いがあり、病気認知のタイプ別に適切な指導方法やICTの活用提案を行うことによる、効率的かつ効果的な保健指導の実施の可能性が明らかになりました。
ハビタスケア×JMDC「TOMOCO」
実証期間:2021年1月~2022年7月の6か月間
実証対象者:2021年1月に保健指導を開始する方で、本実証に同意いただいた24名
近年、国内外においてヘルスケア領域においてはIT活用に向けた検討が数多く進められています。
特にIT技術の進展を背景に多くの研究機関や企業がスマートフォン向けアプリケーション等の開発を推進。
とりわけ日常生活の改善の重要度の高い生活習慣病の発症予防及び重症化予防は、期待が大きい分野の一つであり、多くのアプリケーションが既に開発されています。
「TOMOCO」はハビタスケアと田辺三菱製薬株式会社が共同で開発した生活習慣改善アプリです。
これまでにも今回の実証とは別に複数の市町村で行われる糖尿病の重症化予防保健指導や特定保健指導のモデル実施といった領域においても社会実装に向けた実証試験が進められてきました。
そこで、ハビタスケアとJMDCは、神奈川県が県民の未病改善の実践のために推し進める神奈川ME-BYOリビングラボにて、2022年1月より県内の自治体の協力体制のもと、生活習慣改善のための支援アプリ「TOMOCO」の社会実装に向けた実証実験を実施。
その結果、病気認知のタイプ別に「TOMOCO」の利用方法や利用頻度に違いがあり、病気認知のタイプ別に適切な指導方法やICTの活用提案を行うことで、効率的かつ効果的な保健指導の実施の可能性が明らかになりました。
実証実験に利用されたアプリ「TOMOCO」は、従来のPHRアプリが有する生活習慣ログ、モニタリング、分析機能などに加え、保健指導に関わる指導者及びアカデミアや、ゲーミフィケーション等のアプリ機能に長けたIT専門知識を持つ有識者との連携により新たな機能を付加して開発された生活習慣改善アプリです。
「TOMOCO」は、ユーザーの生活習慣に関する詳細な回答を分析することで適切な目標設定をサポート。
目標設定後は「TOMOCO」オリジナルキャラクターとのコミュニケーション、目標達成のためのコンテンツ提供を通じ、ユーザーの生活習慣改善を促します。
また、ユーザーの日常記録のサマリーと、その後の目標修正に関する情報を指導者に提供することで、効率的・効果的な保健指導の実施を支援してくれます。
実証実験では、神奈川県内の自治体で実施される保健指導に加えて「TOMOCO」を指導と並行して使用。
さらには病気認知のタイプを判定することで、病気認知タイプ別で「TOMOCO」内での改善行動の違いが検証されました。
実証実験の結果、病気認知のタイプ別に「TOMOCO」の利用方法や利用頻度に違いがあり、病気認知のタイプ別に適切な指導を行うことで効率的かつ効果的な保健指導の実施の可能性が明らかに。
ハビタスケアとJMDCが、社会実装に向けた実証実験を行ってきた生活習慣改善のための支援アプリ「TOMOCO」の紹介でした☆