アール・ピー・アイが全国「地域元気指数調査2022」を発表!
コロナ禍前後の「元気指数」と「幸せ指数」の推移が明らかになりました。
アール・ピー・アイ「全国『地域元気指数調査』」
アール・ピー・アイは、住民自身が地域の元気度、幸せ度を評価する「全国『地域元気指数調査』」を2016年より毎年実施しています。
「地域元気指数」「幸せ指数」とは、全国の男女約10万人を対象に、現在自分が暮らす地域がどのくらい元気か、自分がどのくらい幸せかを1~10点で採点してもらい、その平均値を自治体ごとに算出した独自の指数。
指数に換算することで地方公共団体などの施策立案などに活用されています。
2022年で第7回目となる今回の「地域元気指数」は、2021年の5.64を上回る5.67となり、コロナ禍前の最高値に近づいています。
元気の要素をみると、商店街の活気や内外の観光客の増加など『賑わい』に関わる要素が上昇しており、これが元気度の回復に寄与していると考えられます。
一方で、幸せ指数は2022年は6.05となり、2021年の過去最高値の6.15から大幅に低下。
コロナ禍が始まった2020年の最低値近くにまで落ち込んでいます。
これは幸せ指数との相関が高い『住みやすさ』に関わる要素の低下が影響しており、コロナのみならず物価高騰や不安定な世界情勢など、激動する社会経済環境が、地域の暮らしと人々の情意に不安をもたらしているものと考えられます。
年代別で見てみると、幸せ指数の低下が目立ったのは女性20~40歳代と男性60歳代でした。
一方、男性20~30歳代では幸せ指数が低下しておらず、男性30歳代は地域を元気と感じる指数が高まっていることがわかります。
現在、全国的に「新しいイベントができた・地域の祭りが復活した」や「国内の観光客・旅行者が増えている」といった声が増加中。
祭りの再開や新規イベントの創出が住民の大きな希望となっているようです。
一方、「地域の祭りやイベントが盛ん」「地域固有の歴史や伝統行事がある」といった声は、コロナ禍以降減少が続きます。
宮城県、愛媛県、青森県、新潟県などでは、「新しいイベント・祭りの復活」への評価が上昇しています。
沖縄県は「国内旅行者の増加」が大幅アップし、元気指数は全国1位となりました。
全国の男女10万人を対象に「元気指数」と「幸せ指数」を調査。
アール・ピー・アイ「全国『地域元気指数調査』」の紹介でした☆
出展元:『全国「地域元気指数調査2022」(株式会社アール・ピー・アイ調べ)』