日本損害保険協会は、2021年に引き続き中小企業の経営者と従業員1,031名を対象に「中小企業におけるリスク意識・対策実態調査2022」を実施。
多様化・複雑化するリスクに対する中小企業の意識と対策について調査した結果を紹介していきます☆
日本損害保険協会「中小企業におけるリスク意識・対策実態調査2022」
調査期間:2022年9月8日(木)~12日(月)
調査方法:インターネット調査
調査対象:中小企業の経営者および従業員
日本損害保険協会は、2021年に引き続き中小企業の経営者と従業員1,031名を対象に「中小企業におけるリスク意識・対策実態調査2022」を実施。
異常気象による自然災害、サイバー攻撃や長引く感染症の影響など、企業は様々なリスクにさらされています。
本調査は、多様化・複雑化するリスクに対する中小企業の意識、実際の被害内容や被害額、損害保険への加入状況などについて調査したもので、2021年度に続いての実施となります。
調査結果の主なポイントとして、約9割が自社を取り巻く何らかのリスクを認識し、そのうちの79.1%が「深刻に受け止めている」と回答。
リスクを認識している人のうち、半数以上(54.3%)が損害保険に加入している結果となりました。
また実際に被害に遭った企業からは「被害がこんなにも大きくなるとは…」「備えが不足していた」との声も。
「勤務中や移動中における損害賠償」「製造物に関する損害賠償」「自然災害」に対する損害保険への加入率は60%前後に対して、そのほかのリスクに対する加入率は高くても20%程度。
リスク対策をしていない理由は「費用に余裕がないため」「対策方法が分からないため」と、いずれも30%以上との結果に。
2022年度の中小企業におけるリスク意識や対策の実態が明らかとなった調査結果になりました。
企業をとりまく様々なリスクの認知と対策についての調査。
日本損害保険協会が行った「中小企業におけるリスク意識・対策実態調査2022」の紹介でした☆