ディズニー・クラシックの名作アニメーション『ピノキオ』が実写映画化。
ディズニー公式動画配信サービスDisney+ (ディズニープラス)で独占配信がスタートしています。
全世界の誰もが必ず一度は耳にした事のある「星に願いを(When You Wish Upon a Star)」や「もう糸はいらない」「ハイ・ディドゥル・ディー・ディー」といった名曲は新キャストの歌唱によってあらたな命が吹き込まれ、豪華作詞・作曲家が手掛けたアニメ版にはなかった新曲も登場しています。
今回は、実写映画『ピノキオ』の7つの挿入歌を、制作陣のコメントとあわせて徹底解説していきます!
ディズニー実写映画『ピノキオ』オリジナル・サウンドトラック徹底解説
全世界の誰もが必ず一度は耳にした事のある珠玉の名曲「星に願いを」を生んだ名作アニメーション『ピノキオ』が実写映画化!
2022年9月8日より、ディズニー公式動画配信サービスDisney+ (ディズニープラス)で独占配信がスタートしています。
ロバート・ゼメキス監督と名優トム・ハンクスの手でファンタジックによみがえった実写映画『ピノキオ』
ディズニーを象徴する代表的な楽曲「星に願いを」をはじめとしたおなじみの名曲の数々が物語を彩り、また、今回の実写映画化のために4つの新曲が作られました。
今回は、実写映画『ピノキオ』の物語に欠かせない7つの挿入歌を徹底解説!
ロバート・ゼメキス監督、脚本クリス・ワイツ、 作曲アラン・シルヴェストリ、作詞グレン・バラードの想いとあわせて紹介していきます。
豪華作詞・作曲家がサウンドトラックを担当
実写映画『ピノキオ』の音楽を担当したのは、ロバート・ゼメキス監督と『バック・トゥ・ザ・フューチャー』などの大作でタッグを組み、マーベル・スタジオ作品『アベンジャーズ/エンドゲーム』のスコアも担当した作曲家アラン・シルヴェストリ。
挿入歌には、マイケル・ジャクソンやエアロスミスなど数多くの大物ミュージシャンの音楽を手掛けた作詞家グレン・バラードが参加し、夢と魔法のファンタジックな世界観が詰まった主人公ピノキオの大冒険を描くサウンドトラックを作り上げました。
「星に願いを」、「もう糸はいらない」、「ハイ・ディドゥル・ディー・ディー」といったリー・ハーラインとネッド・ワシントンによる名曲にくわえ、アラン・シルヴェストリとグレン・バラードが4つの挿入歌を作曲し、7つの歌であたらしいピノキオの物語を表現しています。
実写映画を彩る新曲
今回の実写映画化のために、4つの楽曲が書き下ろされました。
ゼペットと、新登場のキャラクターのファビアナと、そしてコーチマンのための楽曲です。
脚本を担当したロバート・ゼメキス監督とクリス・ワイツは、新しい楽曲の挿入箇所をどこにするべきかと脚本を執筆中にも考えていたといいます。
「私たちは、ミュージカルを作るときと同様の制作過程を経たんだ。ミュージカルにおいて、楽曲が最も得意なことは、キャラクターの感情的な成長を後押ししたり、キャラクターがその瞬間に感じていることを表現したりすることです。だから、今回もそのようにしたんだ」とロバート・ゼメキス監督が振り返っており、いずれも重要なシーンに起用されています。
遠いあの日 performed by トム・ハンクス
「トムのために少なくとも1曲は作ろうと思っていたのですが、本当に物語の中で重要なポイントになっていたんです。」とコメントしたのはグレン・バラード。
この曲が流れるのは、ゼペットがピノキオになる人形を作っているシーン。
その中で写真が映りますが、この写真の中の失われた子供を見失っているという気持ちを表しているそう。
この曲があることで、ゼペットの人生に欠けているものが明らかになります。
「彼がなぜ孤独なのかを観客に理解してもらうために、「遠いあの日」を書きました。トムはそれを歌い、演じているのですが、深い感動を与えてくれます。」とグレン・バラードが解説しています。
ピノキオ ピノキオ performed by トム・ハンクス
この曲は人形に命が吹き込まれたときに、ゼペットとピノキオが踊るミュージカルナンバーにしたいとロバート・ゼメキス監督が依頼したものなのだそう。
「監督は『ピノキオとお父さんがただ嬉々としている祝いの歌が欲しいかもしれない』と言って、それをオルゴールに入れてスタートさせることで、シーンと何らかの関係があるようにしたんだ」 とグレン・バラードは振り返ります。
サウンドトラックではトム・ハンクスのはじけるような歌声を聞くことができ、ゼペットの喜びの感情がうかがえます。
跳べる日を夢みて performed by キアン・ラマヤ
ダンサーになりたいが足を怪我している若い女性の操り人形師のファビアナのために用意された曲。
「この曲は映画の中で重要な曲だと思う。」と話すのはグレン・バラード。
ファビアナはいつも心の中で踊ろうと思っていて、人形たちを踊らせるし、ピノキオもその中で踊らされるシーンです。
「ピノキオと同じように何かを成し遂げようと努力している人たちがいることを知らせるための優しさに溢れた楽曲になっているんだ」とグレン・バラードが語ります。
アラン・シルヴェストリとグレン・バラードは、新しい曲についてはより現代的なサウンドの方向で制作をしたといいます。
アラン・シルヴェストリは「もちろん、映画がメインであるので、突拍子もない物語の妨げになるものは避けました。『ピノキオ』でわかったのは、多様な曲のアプローチができる映画ということです。」と語っています。
いざプレジャー・アイランドへ performed by ルーク・エヴァンズ
ディズニー実写版映画『美女と野獣』のガストン役で知られるルーク・エヴァンズによる曲。
ルーク・エヴァンズが演じるコーチマンが路上で子供たちを集めて、プレジャーアイランドに連れて行くことを歌っているこの曲。
「ちょっとクレイジーな組曲なんだ」とグレン・バラードは表現。
ピノキオに、なぜプレジャーアイランドに行く必要があるのかを説くという、楽しいナンバーでありながら、かつ物語を解説する役割を持っている一曲です。
新たな歌い手でよみがえる往年の名曲
アカデミー賞受賞曲である「星に願いを」、「もう糸はいらない」、「ハイ・ディドゥル・ディー・ディー」などのリー・ハーラインとネッド・ワシントン作曲の名曲も健在。
私たちがよく知る『ピノキオ』のアイデンティティとも言える3曲が実写版『ピノキオ』では新たな歌い手により劇中に登場しています。
ハイ・ディドゥル・ディー・ディー performed by キーガン=マイケル・キー
正直ジョンとギデオンの登場シーンで流れる「ハイ・ディドゥル・ディー・ディー」
学校へいこうとするピノキオを誘惑する名シーンは実写映画にもそのまま登場。
「トイ・ストーリー4」のダッキー役として参加したキーガン=マイケル・キーが本作では正直ジョン役を担当しています。
糸はもういらない performed by ベンジャミン・エヴァン・エインズワース
ストロンボリの劇場で舞台に立ったピノキオが歌う名曲。
ピノキオ役のベンジャミン・エヴァン・エインズワースののびのびとした歌声で歌います。
星に願いを performed by シンシア・エリヴォ
アニメーションではジミニー・クリケットが歌唱していた「星に願いを」
実は、ロバート・ゼメキス監督とクリス・ワイツが脚本を執筆している段階でブルー・フェアリーに「星に願いを」を歌わせることが早い段階から決定していたそう。
ジミニー・クリケットが歌うよりも、ブルー・フェアリーが歌う方が、物語上、理にかなっていたからだと話します。
シンシア・エリヴォについて、アラン・シルヴェストリは「彼女は本当に素晴らしい人でした。彼女は驚くほど準備万端で、曲に必要であることは何でもやってくれた。彼女の歌が素晴らしいことはもちろんだが、女優としての演技も見事なものだった。だから、純粋に嬉しかったし、最高だった」と語っています。
日本語版にはブルー・フェアリー役の日本版声優、妃海 風さんが歌うエンドソング「星に願いを」も収録されており、2つのバージョンでディズニー映画を象徴する名曲を楽しむことができます。
ディズニー実写映画『ピノキオ』オリジナル・サウンドトラック
配信日:2022年9月8日(木)
アーティスト:アラン・シルヴェストリ、シンシア・エリヴォ
試聴・購入:https://disneymusic.lnk.to/PinocchioJapan
発売元・配信元:ユニバーサルミュージック 合同会社
- 星に願いを performed by 妃海 風
- 私はジミニー・クリケット
- 遠いあの日 performed by トム・ハンクス
- 名前をつけよう
- ピノキオ ピノキオ performed by トム・ハンクス
- 生きてるぞ
- ぼくは本物?
- 君もしゃべるとは
- 学校へ
- 有名人!
- ハイ・ディドゥル・ディー・ディー performed by キーガン=マイケル・キー
- ここから出せ
- 糸はもういらない performed by ベンジャミン・エヴァン・エインズワース
- サビーナのワルツ
- 跳べる日を夢みて performed by キアン・ラマヤ
- ここがお前の家
- ウソは人を変える
- 島行きの馬車
- いざプレジャー・アイランドへ performed by ルーク・エヴァンズ
- プレジャー・アイランド
- みんなはどこ?
- 誰か助けて
- 時計より大事
- ひらめいた
- モンストロの襲撃
- 追いかけてきた
- 助けなきゃ
- みんな ここに
- ピノキオ・メイン・タイトル
- 星に願いを performed by シンシア・エリヴォ
オリジナル・サウンドトラックでは実写映画『ピノキオ』の7つの挿入歌をフルで聞くことができます。
劇伴とあわせてぜひチェックしてみてくださいね!
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ゼペット役トム・ハンクスで実写映画化!Disney+(ディズニープラス)オリジナル映画『ピノキオ』
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