滋賀県美術館にて過去最大規模の回顧展となる 「塔本シスコ展 シスコ・パラダイス かかずにはいられない! 人生絵日記」を、2022年7月9日から9月4日の期間限定で開催!
53歳の時に油絵を描き始め、「私は死ぬまで絵ば描きましょうたい」と絵筆を握り続け、2005(平成17)年に91歳の人生を閉じた塔本シスコの、過去最大規模の回顧展です。
滋賀県立美術館「塔本シスコ展 シスコ・パラダイス かかずにはいられない!人生絵日記」
会期:2022年7月9日(土)~9月4日(日)
開場時間:9:30~17:00(入場は16:30まで)
休館日:月曜日[ただし7月18日(月・祝)は開館]、7月19日(火)
会場:滋賀県立美術館 展示室3
主催:滋賀県立美術館、京都新聞、「塔本シスコ展 シスコ・パラダイス かかずにはいられない!人生絵日記」実行委員会
後援:エフエム京都
料金:一般1,200円(1,000円)、高大生800円(600円)、小中生600円(450円)
※( )内は20名以上の団体料金
※身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳、療育手帳をお持ちの方は無料
※同時開催中の常設展もご覧いただけます
※年額2,400円(一般)で何度でも観覧いただけるお得な年間パス(滋賀県美メンバーズ)入会受付中
滋賀県美術館にて過去最大規模の回顧展となる 「塔本シスコ展 シスコ・パラダイス かかずにはいられない! 人生絵日記」を開催!
1913(大正2)年、熊本県郡築村(現・八代市)に生まれた塔本シスコ。
養父の傳八は、自身のサンフランシスコ行きの夢を託し、彼女をシスコと命名しました。
シスコが9歳の頃、家業がかたむき小学校を中退します。
その後、奉公を重ね、20歳で結婚、一男一女を得ましたが、46歳の年に夫が急逝します。
心身ともに不調の日々から立ち直るなか、子どもの頃から憧れていた絵を描くことに心をよせていきます。
53歳の時、シスコは油絵を描き始めました。
作品の主題は身近な草花や動物たち、そして時間も場所も自由自在にのり越えて、子どもの頃の思い出にまで広がります。
その絵画世界は、彼女の胸中に宿る喜びや夢で満たされています。
生涯にわたって、純粋さを持ち続け、自身の喜びと夢を制作の源泉にしていたシスコは、「私は死ぬまで絵ば描きましょうたい」と絵筆を握り続け、2005(平成17)年に91歳の人生を閉じました。
本展は、これまで広く紹介される機会が少なかったシスコ作品を約230点紹介する過去最大規模の回顧展。
滋賀県は、シスコの初の大規模個展が1994年に滋賀県立八日市文化芸術会館(現・東近江市立八日市文化芸術会館)で開かれ、2001年にも滋賀県立水口文化芸術会館(現・甲賀市あいこうか市民ホール)で個展が開催されるなど、関係の深い場所であり、滋賀県美術館には、寄託を含めて7点の作品が収蔵されています。
53歳から制作を始め、91歳で亡くなるまでのおよそ40年間制作を続け、膨大な数の作品を残したシスコ。
本展は、その中から、およそ230点の作品を紹介する、過去最大規模の回顧展です。
2021年9月4日に世田谷美術館での開催をはじめとして、これまで熊本市現代美術館、岐阜県美術館と巡回してきました。
最終会場となる滋賀県立美術館では、これまで各館で展示をした作品群に加え、他館には出展されなかった5点を追加展示します。
自身の周りに生きる動植物との関わりを通して、鮮やかな色彩で、独自の世界を表現し続けたシスコ。
彼女の作品をその年代やモチーフごとにまとめ、その世界を俯瞰するとももに、空間を覆うシスコの世界を存分に堪能することができます。
シスコ作品の支持体は、キャンバスやパネルにとどまらず、空き瓶や、木箱、竹筒など多岐にわたります。
また、制作のきっかけになったのは、リハビリのために彫り始めた石の彫刻であり、後に陶を用いた人形や、日本人形などの立体も制作をしました。
着物やスケッチなど、多様な形態のシスコ作品を紹介します。
本展はこれまでに、世田谷美術館、熊本市現代美術館、岐阜県美術館への巡回を経て、滋賀県立美術館が終着点。
他の会場には出品されなかった《ヒマワリとアマガエル》(1971)など5点が追加出品されます。
シスコの愛するものたちや思い出に満ち溢れる作品たちが織りなす「シスコ・パラダイス」
滋賀県立美術館「塔本シスコ展 シスコ・パラダイス かかずにはいられない!人生絵日記」の紹介でした☆