「子どもの幸せと平和」をテーマにして描き続けた日本を代表する画家・いわさきちひろ先生の作品が、サンリオのプロデュースで愛らしいグッズになることが決定!
ちひろ美術館所蔵の9,400点を超える作品の中から選び抜かれた90点の水彩画や線画を使用した生活&服飾雑貨などの製作が準備されています。
今回は、いわさきちひろ先生の描いた作品の一部を紹介していきます☆
サンリオ「画家・いわさきちひろ作品」グッズ
発売日:未定
いわさきちひろ先生は、にじみやぼかしといった水彩の特徴的な技法を駆使し、主に子どものための絵本の分野で活躍した日本を代表する画家です。
青春時代に戦争を体験したことから、その作品には「世界中の子どもみんなに平和としあわせを」という思いがこめられています。
今回、そんないわさきちひろ先生の描いた作品90点の商品化をサンリオがプロデュースすることが決定しました☆
プロデュースを手掛けるサンリオも、約60年前の創業時より変わらない企業理念「みんななかよく」のもと、現在も「One World, Connecting Smiles.」~一人でも多くの人を笑顔にし、世界中に幸せの輪を広げていく~ことをビジョンに掲げている会社。
作品を管理する公益財団法人いわさきちひろ記念事業団とサンリオの想いが共通することから、今回の商品化が実現しました。
商品化が予定されている90作品は、見るだけで心が温かく幸せな気持ちになるような作品を中心に、代表的な水彩画の作品の他、いわさきちひろ先生の神髄を感じられる線画の作品も約30点選定。
いわさきちひろ先生のアートを使用した生活雑貨や服飾雑貨、インテリアなどが発売される予定です☆
あかちゃんのくるひ
1969年に制作された作品「あかちゃんのくるひ」
絵本『あかちゃんのくるひ』に収録された晩年の傑作のひとつです。
花の精
1970年頃に制作された水彩画「花の精」
「花の精」を赤や黄色の華やかな花を身にまとった少女の姿で描いた美しい一枚です。
わらびを持つ少女
詩画集『あかまんまとうげ』より、表紙にもなっている「わらびを持つ少女」
1972年制作された作品で、春の草原に佇む少女が繊細なタッチでみずみずしく描かれています。
アヒルとクマと赤ちゃん
1971年に制作された「アヒルとクマと赤ちゃん」
水彩画の技法を駆使して彩られた淡い色使いに魅了される1枚です。
ヤシの木にのぼる少女
絵本『母さんはおるす』より、1972年に制作された線画「ヤシの木にのぼる少女」
少女の繊細な表情に、思わず惹きつけられる生き生きとした筆致の一枚です。
左手をついた後ろ姿のあかちゃん
1971年に制作された一枚「左手をついた後ろ姿のあかちゃん」
あかちゃんの何気ない姿を切り取った線画は、作品の背景やストーリーまで想起させる余韻のある作品となっています。
買い物袋を抱える男の子
1971年に制作された「買い物袋を抱える男の子」
大きな買い物袋を両手で抱える男の子の線画は、グッズ化した時にもよく映えそう!
本を読む子ども
1973年に制作された「本を読む子ども」
水彩の技法を組み合わせた線画で、大きな本を夢中で読んでいる子どもの姿にほっと心が癒されます。
いわさきちひろ先生 プロフィール
いわさきちひろ(1918~1974)
福井県武生(現・越前市)に生まれ、東京で育つ。
1974年肝ガンのため死去。享年55歳。
現存する作品は約9600点。
1950年、紙芝居『お母さんの話』を出版、文部大臣賞受賞。
1956年小学館児童文化賞、1961年産経児童出版文化賞、1973年『ことりのくるひ』(至光社)でボローニャ国際児童図書展グラフィック賞等を受賞。
その他の代表作に『おふろでちゃぷちゃぷ』(童心社)、『あめのひのおるすばん』(至光社)、『戦火のなかの子どもたち』(岩崎書店)などがあります。
1977年、いわさきちひろ絵本美術館(現・ ちひろ美術館・東京)開館、1997年、安曇野ちひろ美術館開館。
画家・いわさきちひろ先生の作品90点をサンリオがプロデュース!
現在企画進行中の「いわさきちひろ作品」グッズの紹介でした☆
©CHIHIRO ART MUSEUM
※ロイヤリティの一部は公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンと認定NPO法人 全国こども食堂支援センター・むすびえに寄付されます