ジュール・ベルヌの原作小説をディズニーが映像化した名作『海底2万マイル』
不思議な海底世界の冒険が楽しめるSFアクション作品を紹介します。
ディズニー映画『海底2万マイル』作品紹介
制作：1954年／アメリカ
上映時間：127分
タイトル：海底2万マイル（原題：20,000 Leagues under the Sea）
ノーチラス号の海底冒険を描くアカデミー受賞のSF傑作『海底2万マイル』
ジュール・ベルヌのSF小説の代表傑作をディズニーが映像化したスリルあふれる名作を紹介します。
ストーリー／あらすじ
1866年から68年にかけて、世界の海のあらゆる場所で不思議な事件が相次いで発生していました。
謎の怪物の襲撃にあって、船が次々と沈没していたのです。
アメリカ政府は調査艦を派遣し、海洋学者のアロナクス教授と助手コンセイユが調査に乗り出します。
調査団にはもり打ちの名人、ネッドも同乗。
ネッドは怪物を仕留めようと意気込んでいましたが、3ヶ月の調査期間怪物は一度も姿を現しません。
ところが帰国を決めたその夜、皮肉にも調査艦は怪物に体当たりされて沈没してしまいます。
博士、コンセイユ、そしてネッドは海を漂った末にとてつもなく大きな潜水艦を発見。
怪物だと思われていた事件の原因はこの潜水艦だったのです。
謎の潜水艦の艦長はネモ。
潜水艦はノーチラス号という名前でした。
ノーチラス号に囚われた3人は望まない海底の不思議な旅へと巻き込まれます。
沈没船の宝を歯牙にもかけず、海産物だけを捕り、それらを食事にしながら海を進むノーチラス号。
ある日ネモは博士をとある島へと連れて行きます。
そこでは囚人たちが苦役を強いられていて、奴隷のような働かされ方をしていました。
彼らは国家権力に逆らった罪で罪人として自由を奪われていたのです。
ネモは地上の権力者たちの傲慢さを憎み、海底を旅しつつ大きな船を沈没させていたのでした。
島を訪れたその夜に、ノーチラス号は火薬船を沈没させてしまいます。
一方、絶えず脱出の機会をうかがっていたネッド。
司令室で海図を見つけ、ノーチラス号の停泊箇所の海図を瓶に詰めて海中へと投げ混みます。
しかし、停泊箇所へ到着する前にノーチラス号は孤島に座礁。
ノーチラス号、そして調査団のメンバーを襲いくる脅威は止まず、戦艦からの砲撃や巨大イカの襲撃が間髪入れずに迫ります。
ネモ艦長、そして調査団のメンバー、ノーチラス号の行く末はいかに。
キャスト＆スタッフ
キャスト：
ネッド・ランド : カーク・ダグラス/幸正 岸野
アロンナクス教授 : ポール・ルーカス/小川 真司
コンセイユ : 龍田 直樹
ハワード : 平野 稔
ファラガット船長 : 西村 知道
ネモ艦長 : ジェームズ・メイスン/佐古正人
その他の声の出演 : 山下 啓介
その他の声の出演 : 林 一夫
その他の声の出演 : 辻村 真人
その他の声の出演 : 絵美 野口
その他の声の出演 : 八代 駿
その他の声の出演 : 和恭 曽我部
その他の声の出演 : 安西 正弘
スタッフ：
製作:ウォルト・ディズニー
監督:リチャード・フライシャー
原作:ジュール・ベルヌ
美術:ジョン・ミーハン
特撮:ジョン・ヘンチ、ジョシュ・ミートー
演出 : 大森健次郎
翻訳 : 加賀るう
プロデューサー : ジェームス・ハバート
プロデューサー : 岡本企美子
カーク･ダグラス、ポール･ルーカス、ピーター･ローレが難破船の生存者たちを演じ、ジェームズ･メイソンがネモ艦長を怪しく演じます。
監督は『恐怖の土曜日』のリチャード・フライシャーが務め、1954年度アカデミー特殊技術賞と色彩美術賞を受賞した評価の高い作品です。
『海底2万マイル』に登場するキャラクター
ディズニーがSFの名作小説を映画化し、当時の名優たちが生命の息吹を吹き込んだ映画『海底2万マイル』の登場人物たち。
ミステリアスな魅力あふれる本作のキャラクターを紹介します。
アロンナクス教授（ポール・ルーカス）
海で発生していた沈没事故の調査艦に乗船した博士です。
ノーチラス号の体当たりで船が沈んでしまったため、ノーチラス号に乗り合わせることに。
ネモ艦長とは調査団のメンバーの中で最も打ち解け、理解し合っていました。
コンセイユ
アロンナクスの助手を務めるコンセイユ。
調査艦から落ちてしまった教授を見て、自分も海へと飛び込むほど、博士に忠義を持っています。
ネッド・ランド （カーク・ダグラス）
有能なもり打ちで、1人毛色の違う調査団メンバーです。
陽気で明るく、楽天的。
ネモ艦長とは度々衝突していましたが、窮地にはしっかり助ける優しさを持っています。
ネモ艦長（ジェームズ・メイスン）
ノーチラス号の艦長であり、天才的な頭脳を持つ科学者です。
海を回って大型艦船を沈没させている得体の知れない人物。
エキセントリックな人物ながら、理性的で真っ当な考え方を持っていて、アロナクス博士の論文も読んでいました。
ノーチラス号で不思議な海底探検をしているような気持ちになれるSF大作『海底2万マイル』
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