マーベル・シネマティック・ユニバースの最強ヒーローチームが再結集する『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』
ますますスケールアップする空前のアクションと、胸を締めつけるロマンスが描かれるアクション大作です。
人工知能の暴走に立ち向かうヒーローたちの熱いバトルが繰り広げられる『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』を徹底紹介していきます。
マーベル『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』作品紹介
タイトル:アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン(原題:Avengers: Age of Ultron)
製作:2015年/アメリカ
上映:141分
史上空前のアクション超⼤作としてスーパーヒットを記録した『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』
新しく開発されたパワードスーツ「ハルクバスター」や、魅力的なキャラクターが初登場するなど見どころ豊富な本作は全世界にアベンジャーズ旋風を巻き起こしました。
全人類の生存を賭けたアベンジャーズ再結集がスピード感溢れる展開で描かれます。
ストーリー/あらすじ
ヒドラの指揮系統略奪によって壊滅状態となったS.H.I.E.L.D。
司令部を失ったアベンジャーズは、キャプテン・アメリカことスティーブ・ロジャースとアイアンマンことトニー・スタークのリードのもと、活動を続けていました。
強力な力を持つロキの杖を東欧の小国ソコヴィアにあるヒドラ残党の拠点から奪還するというミッションに臨んでいたアベンジャーズはスカーレット・ウィッチとクイックシルバーに遭遇。
彼らの本当の姿はワンダ、そしてピエトロ・マキシモフという双子のきょうだいで、ヒドラによる生体実験でそれぞれ特殊能力を得ていました。
2人に撹乱されるメンバーでしたが、苦戦しながらも杖を奪還することに成功し、持ち帰った杖からマインド・ストーンを取り出します。
戦闘の際にスカーレット・ウィッチに仲間を全滅させられる幻覚を見せられていたトニーは大きな恐怖を抱き、自身が開発した人工知能ウルトロンとマインド・ストーンのパワーを融合させ、完璧な平和維持システムを完成させようと考えます。
しかし、AIジャーヴィス(J.A.R.V.I.S.)に統合試験を任せている間にウルトロンが暴走。
ジャーヴィスを破壊し、コードされた平和の実現のためには人類の滅亡は不可欠という結論をだし、アベンジャーズを殲滅させると宣言します。
この事態にトニーとスティーブが対立し、混乱するアベンジャーズのメンバー。
ウルトロンはスカーレット・ウィッチとクイックシルバーと接触し、過去に両親をスターク・インダストリーズの兵器による攻撃で失っていた2人のトニーへの復讐心を煽って協力を要請します。
さらにワカンダの武器商人ユリシーズ・クロウからヴィブラニウムを購入し、ボディの強化を計るウルトロン。
それを読んでいたアベンジャーズとの戦闘になだれ込み、その中でブルース・バナーがスカーレット・ウィッチのマインドコントロールによってハルクに変身し、街で暴れ出してしまいます。
開発していた対ハルクパワードスーツ、ハルクバスターを装備したトニーがなんとかハルクを止めることに成功。
しかし街を巻き込んだこの騒動に世界から非難が殺到し、アベンジャーズはホークアイの農場に身をひそめることになってしまいます。
ホークアイの平和への献身を尊重しつつも身を案じていた妻のローラは、新たな命をその身に宿していたこともあり、不安を隠せないでいました。
また、お互いに少しずつ惹かれあっていたブルースとブラック・ウィドウことナターシャ・ロマノフもまた、自分たちに課せられた戦いと愛の間で揺れていたのでした。
それぞれ葛藤を抱え、農場で時を過ごしていたメンバーのもとに、かつてのS.H.I.E.L.D.長官ニック・フューリーが姿を見せ、ウルトロンの次なる標的を推定。
ヴィブラニウムを手に入れたウルトロンは新たなボディの製造を始めており、人工皮膚を専門とするヘレン・チョ博士を操って最強の人工生体クレードルを完成させようとしていました。
その頃ソーは宇宙物理学者のエリック・セルヴィグ博士とともに、洞察の泉でウルトロンの狙いを突き止めます。
その狙いとは地球に巨大隕石を落として人類を滅亡させるというもの。
ウルトロンは人口組織を構成する装置を使い、マインド・ストーンを埋め込んだクレードルを完成させていましたが、意識が生体に転送されたことでウルトロンの思考を読み取ることに成功したスカーレット・ウィッチが、ウルトロンの目的を察して転送を途中でキャンセルさせます。
スカーレット・ウィッチはクイックシルバーとともにウルトロンの配下から離脱。
急行してきたスティーブとナターシャ、クリントが人工生体を奪取することに成功しますが、ウルトロンが2人が乗る列車のコントロールを奪い、さらにナターシャを誘拐してしまいます。
人工生体を得たトニーは、ウルトロンに対抗させるためにクレードルにジャーヴィスをダウンロードし、人造人間ヴィジョンが誕生。
ヴィジョンは全ての生命を肯定する理論から、ウルトロンの計画に立ち向かうという結論を導き出し、さらにソー以外誰も持つことのできなかったムジョルニアを持ち上げてみせ、アベンジャーズの一員としてメンバーに迎えられるのでした。
ヴィジョンを仲間に加えたアベンジャーズとウルトロンの最終決戦地となったのはヒドラの基地があったソコヴィア。
キャプテン・アメリカ、スカーレット・ウィッチ、クイックシルバーが市民を避難させ、バナーが地下に収監されていたナターシャを保護します。
しかし、ウルトロンは大量の兵器ロボットの回路を操作して街を襲撃させ、ソコヴィアの国土全体に組まれたシステムを起動させて街全体を浮上させます。
ウルトロンの計画はソコヴィアそのものを巨大隕石として落とすことで地球上の生命を壊滅させるというものだったのです。
大量のロボットによる攻撃に苦戦し、市民を救う手立て失うアベンジャーズでしたが、そこにニックがヘリキャリアで駆けつけ、人々を避難させることに成功。
アベンジャーズはウルトロンの核となっていた指揮装置を撃破し、空中のソコヴィアを破壊します。
ところがその戦闘の中でクイックシルバーがホークアイことクリント・バートンをかばって命を落としていました。
無事人類を救うことに成功したアベンジャーズでしたが、その代償や心身へのダメージは少なくなく、クリントは引退を決め、ソーはアスガルドへ帰還、バナーは姿を消してしまいます。
数名のメンバーを失ったアベンジャーズでしたが、スカーレット・ウィッチとヴィジョンというメンバーを新たに仲間に加えたのでした。
キャスト&スタッフ
キャスト:
トニー・スターク/アイアンマン:ロバート・ダウニー・Jr.(藤原啓治)
ソー:クリス・ヘムズワース(三宅健太)
ブルース・バナー/ハルク:マーク・ラファロ(宮内敦士)
スティーブ・ロジャース/キャプテン・アメリカ:クリス・エヴァンス(中村悠一)
ナターシャ・ロマノフ/ブラック・ウィドウ:スカーレット・ヨハンソン(米倉涼子)
クリント・バートン/ホークアイ:ジェレミー・レナー(宮迫博之)
ウルトロン:ジェームズ・スペイダー(木下浩之)
ニック・フューリー:サミュエル・L・ジャクソン(竹中直人)
サム・ウィルソン/ファルコン:アンソニー・マッキー(溝端淳平)
スタッフ:
監督&脚本:ジョス・ウェドン
製作:ケヴィン・ファイギ(p.g.a.)
製作総指揮:ルイス・デスポジート、アラン・ファイン、ヴィクトリア・アロンソ、ジェレミー・レイチャム、パトリシア・ウィッチャー、ジョン・ファヴロー、スタン・リー
共同製作:ミッチ・ベル
撮影:ベン・デイヴィス(BSC)
プロダクション・デザイン:チャールズ・ウッド
編集:ジェフリー・フォード(ACE)、リサ・ラセック
衣裳デザイナー:アレクサンドラ・バーン
マーベル・スタジオズ創設者:デヴィッド・メイゼル
視覚効果&アニメーション:インダストリアル・ライト&マジック
視覚効果監修:クリストファー・タウンゼント
ビジュアル開発共同主任:チャーリー・ウェン
ビジュアル開発主任:ライアン・メイナーディング
音楽:ブライアン・タイラー、ダニー・エルフマン
音楽監修:デイヴ・ジョーダン
キャスティング:サラ・ハリー・フィン(C.S.A.)
監督・脚本は『アベンジャーズ』の監督を務めたジョス・ウェドン。
キャストには、アイアンマン役ロバート・ダウニーJr.、ブラック・ウィドウ役スカーレット・ヨハンソンら豪華メンバーが集結し、新たなメンバーとなるスカーレット・ウィッチ役としてエリザベス・オルセンが本作から参戦。
暴⾛する⼈⼯知能ウルトロンをジェームズ・スペイダーが演じ、クイックシルバーにはアーロン・テイラー=ジョンソンが抜擢されています。
『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』で初登場するキャラクター
『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』はアベンジャーズの新たなるメンバーが初登場するという意味でも今後のMCUの展開にとって大きな意味を持つ作品。
本作で初登場を果たしたキャラクターを紹介します。
ヴィジョン
アイアンマンを支えてきた人工知能ジャーヴィスをウルトロンから奪取した最強の人工生体クレードルにインストールしたことで生まれたヴィジョン。
命を肯定する崇高で純粋な心を持つ人造人間です。
額にはウルトロンが埋め込んだマインド・ストーンがついていて、特殊能力を使うことができます。
その後ジャーヴィスを継いでトニー・スタークをサポートしているのは人工知能のフライデー(F.R.I.D.A.Y.)。
スカーレット・ウィッチ/ワンダ・マキシモフ
ヒドラの人体実験によって生み出された超人ですが自身の能力に慣れることができずにいるスカーレット・ウィッチ。
その能力はテレキネシスと心理操作という万能なもので、感情の強さによって強さを増します。
ソコヴィア出身で、トニーが創設したスターク・インダストリーズ製造の兵器によって両親を失いました。
クイックシルバーは双子の弟です。
クイックシルバー/ピエトロ・マキシモフ
ヒドラの生体実験によって超高速で動く身体能力を身につけたクイックシルバー。
陽気な彼ですが、双子の姉ワンダ同様に辛い過去秘めています。
弾丸に匹敵する超高速で動くことができる彼は、ホークアイの放つ矢ですらかわすことができるのです。
ハルクを止められるのはハルクバスター、それともブラック・ウィドウ?
スカーレット・ウィッチの特殊能力により心を操作されて街中で暴走したハルク。
ここに対ハルク新装備「ハルクバスター」が初登場します。
我を失って暴れるハルクと、優れた耐久性とパワーを備えたハルクバスターを装備したトニー・スタークのど迫力のバトルが展開。
ハルクバスターは力でハルクに対抗し、拳での抑制を試みます。
一方ナターシャ・ロマノフは唯一ハルクに生身で向き合える人物。
ナターシャは子守唄を使ったり、穏やかに人として接することでハルクを落ち着かせ、正気を取り戻させようとします。
暴れるハルクの中に眠るブルース・バナーに語りかけるように近づくナターシャ。
ナターシャが差し出した手にハルクがその大きな手を重ねる瞬間は感動的な名シーンです。
最強ヒーローチームが再結集する『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』
新たなるメンバーを加えてさらなるパワーアップを遂げたアベンジャーズの人類の存亡を賭けた戦いから目が離せません。
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