記事ポイント
- 古家正亨が『チャンス商会』『戦火の中へ』『暗数殺人』を推薦
- 3作品とも「ABEMA」で視聴できる
- 家族愛、青春、尋問劇と作品ごとに魅力が違う
動画配信サービス「ABEMA」の「古家のABEMA韓流TIMES」で、ラジオDJやイベントMCとして活躍する古家正亨さんが韓国映画の名作3作品を紹介しています。
『チャンス商会~初恋を探して~』『戦火の中へ』『暗数殺人』は、いずれも「ABEMA」で視聴できます。
家族愛の涙、学徒兵の青春、刑事と殺人犯の会話劇と、韓国映画初心者にも入りやすい3本です。
ABEMA「古家のABEMA韓流TIMES」韓国映画3選『チャンス商会~初恋を探して~』『戦火の中へ』『暗数殺人』
- 視聴サービス:ABEMA(3作品とも配信中)
- 企画:古家のABEMA韓流TIMES
新しい未来のテレビ「ABEMA(アベマ)」は、韓流ドラマや映画、K-POP番組など1000作品以上を配信しています。
その企画「古家のABEMA韓流TIMES」では、ラジオDJ・イベントMC・ジャーナリストとして活躍する韓国大衆文化のスペシャリスト、古家正亨さんが、いま見るべき韓国ドラマやK-POP番組を情報や裏話を交えて紹介しています。
今回は「芸術の秋」にぴったりな韓国映画3作品が、韓国映画初心者にも楽しめる名作として選ばれました。
月に最低2〜3本は映画を観るという古家さんが、韓国ドラマは観ても韓国映画はまだという人に向けて推薦する3本です。
『チャンス商会~初恋を探して~』

- 配信:ABEMA
- 原作:アメリカ映画『やさしい嘘と贈り物』のリメイク
- 監督:カン・ジェギュ
- 出演:パク・クニョン、ユン・ヨジョン、チョ・ジヌン、ハン・ジミン、ムン・ガヨン、EXOのチャンヨル、チョン・ヘイン
『チャンス商会~初恋を探して~』は、古家さんが今回の3作品の中でも特に「絶対に見逃してほしくない」と語る一本です。
アメリカ映画『やさしい嘘と贈り物』をリメイクした作品で、韓国ならではの家族愛が描かれた温かみのある仕上がりです。

主人公は、スーパーマーケット「チャンスマート」で働く一人暮らしの男性キム・ソンチルです。
自宅の向かいに引っ越してきた花屋の店主イム・グンニムと出会い、少しずつ惹かれていきます。
年齢を重ねた男女の心温まるラブストーリーに見えて、実はそれだけではありません。

観終わった後には涙が止まらなくなり、最後には「えっ、そういうお話だったの!?」と驚く展開が待っています。
人生の儚さや誰もが避けられない「老い」を見つめ、年を重ねる中で本当に大切にすべきものを優しく問いかけます。
悪人が登場せず、家族や周囲の人たちが温かいため、嫌な気持ちにならずに心に響くヒューマンドラマとして味わえます。
韓国の映画界・ドラマ界を代表する名優パク・クニョンさん(グニョンという表記もあります)とユン・ヨジョンさんが、涙なしには観られない演技を見せます。
チョ・ジヌンさん、ハン・ジミンさん、ムン・ガヨンさん、EXOのチャンヨルさん、チョン・ヘインさんも出演する豪華な顔ぶれです。
監督は『シュリ』『ブラザーフッド』でブロックバスター作品の新たな流れを生んだカン・ジェギュ監督で、こんなに温かく心に染みる作品を撮ったことも見どころです。
タイトルだけでは手が伸びにくいかもしれませんが、観終えたときに出会えてよかったと思える作品です。
『戦火の中へ』

- 配信:ABEMA
- 制作年:2010年
- 監督:イ・ジェハン
- 出演:T.O.P(BIGBANG出身)、クォン・サンウ
『戦火の中へ』は、1950年の朝鮮戦争で戦った韓国の学徒兵たちの壮絶な実話をもとにした作品です。

71人の学徒兵を率いる気弱な指揮官ジャンボムを、BIGBANG出身のT.O.Pさんが演じ、本作がスクリーンデビュー作です。
ジャンボムを振り回す問題児ガプチョを演じるのはクォン・サンウさんで、真面目なジャンボムとは水と油の関係です。

極限状態で共通の敵に立ち向かううちに二人は心を通わせ、ひとつになっていきます。
戦争映画でありながら71人の若者たちの青春を描いた物語でもあり、戦争映画が苦手な人にも青春ドラマとして薦められます。
朝鮮戦争に参加した学徒義勇兵の一人が母親に宛てて書いた手紙をもとに制作されています。
戦闘シーンはハリウッド映画『ブラックホーク・ダウン』なども参考に描かれ、そのリアリティは圧倒的です。
生々しく胸が苦しくなる場面もありますが、その描写が戦争の悲惨さを伝える欠かせない要素になっています。
監督は『私の頭の中の消しゴム』や日本映画『サヨナライツカ』を手がけたイ・ジェハン監督で、若者たちの葛藤や絆、青春の儚さにも注目です。
『暗数殺人』

- 配信:ABEMA
- ジャンル:クライムサスペンス
- 出演:キム・ユンソク(刑事)、チュ・ジフン(殺人犯カン・テオ)
『暗数殺人』は、銃撃戦や暴力的なシーンがほとんど登場しない異色のクライムサスペンスです。

名優キム・ユンソクさん演じる刑事と、チュ・ジフンさん演じる殺人犯カン・テオの会話だけで物語が展開していくような作品です。
恋人を殺害して逮捕されたテオが「実はほかにも7人殺している」と告白し、物語が大きく動き出します。

いくら調べても証拠は出ず、警察上層部は「本当に殺したのか分からない」「からかわれているだけ」と捜査打ち切りを促します。
それでも刑事だけは「テオは絶対に殺しているはずだ」と感じ取り、孤軍奮闘で真相を追い続けます。
尋問でのやり取りはアクションシーンのようで、言葉と言葉がぶつかり合う“言葉の銃撃戦”が最大の見せ場です。
キム・ユンソクさんとチュ・ジフンさんの演技力の高さを存分に味わえます。
タイトルの「暗数」とは、警察などに認知されず犯罪統計にも表れない、闇に隠れた事件の数を意味する言葉です。
刑事はテオの告白した事件の真相を突き止められるのか、テオはなぜ刑事を翻弄する言動を繰り返すのか、そこにも理由があります。
3作品は家族愛、青春、言葉の攻防と味わいが異なり、秋の夜に韓国映画へ踏み出す入口として選びやすい顔ぶれです。
いずれも「ABEMA」で視聴できます。
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