記事ポイント
- 乳酸菌生産物質で合計1,186種類の成分を特定
- 2010年解析の352種類の約3倍
- 食品開発展2026に10月14日から出展
乳酸菌生産物質の研究・製造・販売を行う光英科学研究所が、最新のメタボローム解析で乳酸菌生産物質に含まれる成分を合計1,186種類特定したと発表しました。
同社は2026年10月14日から開幕する「食品開発展2026」に出展し、今回の解析データも紹介します。
光英科学研究所 乳酸菌生産物質のメタボローム解析

- 解析対象:乳酸菌発酵豆乳(原液)、乳酸菌生産物質粉末「FF16」、乳酸菌生産物質「S液」
- 製造方法:乳酸菌・ビフィズス菌など有用菌16種35株の共棲培養
- 展示会名:食品開発展2026
- 会期:2026年10月14日(水)~10月16日(金)
- 会場:東京ビッグサイト西1・2・4ホール&アトリウム
- ブース:A-085
光英科学研究所は、乳酸菌・ビフィズス菌など有用菌16種35株の共棲培養で製造する「乳酸菌生産物質」について、新たにメタボローム解析を実施しました。
その結果、含まれる成分として合計1,186種類を特定し、多様な成分構成をこれまで以上に詳細に可視化しました。
メタボローム解析とは、生体や食品などに含まれる多種多様な代謝物を網羅的に解析し、種類や量を明らかにする分析手法です。
同社は2010年と2011年にヒューマンメタボロームテクノロジーズ社へ解析を依頼しており、乳酸菌生産物質のメタボローム解析としては業界に先駆けた取り組みでした。
当時は34のペプチドやレスベラトロールなど、水溶性235種類・脂溶性117種類の合わせて352種類を確認しています。
今回の解析では、乳酸菌発酵豆乳(原液)から1,075種類、乳酸菌生産物質粉末「FF16」から1,117種類、乳酸菌生産物質「S液」から900種類の成分が検出されました。
加工方法によって変動する成分の差分を合わせると合計1,186種類となり、2010年の352種類の約3倍です。
分析技術や精度の向上により、当時確認できなかった成分まで細かく特定できるようになりました。
原液の乳酸菌発酵豆乳で検出された1,075種類の内訳は、アミノ酸129種類、有機酸170種類、ポリフェノール58種類、核酸関連47種類、ビタミン20種類、その他651種類です。
このうち機能性関与成分は102種類で、粉末原料「FF16」では113種類、エキス原料「乳酸菌生産物質S液」では94種類が確認されました。

「FF16」の機能性関与成分は、記憶力17、血糖値16、骨12、内臓脂肪12、筋肉維持10など、機能別に分類されています。
成分が複数の機能に該当する場合があるため、各機能の成分数の合計は113項目とは一致しません。
同社は機能性関与成分ごとに訴求テーマを整理して食品メーカーへ原料提案を進めており、メーカーからも「処方組みに役立つ」との反響を得ています。
得られたデータは、乳酸菌生産物質のさらなる研究や、健康食品素材としての製品開発・原料提案に活用されます。
研究分野では、脂質成分の中から肌の健康のカギとなるトリリノレインを見出し、日本薬学会での発表や特許取得も行っています。
食品開発展2026では「乳酸菌発酵豆乳が腸内フローラに与える影響評価―ポストバイオティクスの新たな可能性―」と題したプレゼンテーションセミナーを連日実施する予定です。
セミナーでは今回の最新データも紹介され、食品メーカーをはじめとする来場者に研究成果と食品素材としての可能性が提案されます。
乳酸菌生産物質の成分構成は、約15年を経た再解析で352種類から1,186種類へと詳細に捉えられるようになりました。
この成果は、2026年10月14日から16日まで東京ビッグサイトで開かれる食品開発展2026のブースA-085で紹介されます。








