記事ポイント
- 高橋工房「浮世に問う」が神楽坂で開催
- 環境やジェンダーなど15点の木版画を展示
- 版木や制作資料で摺りの工程にも触れられる
高橋工房が、社会課題をテーマにした伝統手摺り木版画展「浮世に問う」を開催します。
会場は神楽坂・AYUMIギャラリーで、会期は2026年7月3日から7月8日までです。
環境・ジェンダー・災害などをテーマにした15点の作品と、版木や制作資料が公開されます。
高橋工房「浮世に問う」

- 展覧会名:社会課題テーマ版画展「浮世に問う」
- 会期:2026年7月3日(金)~7月8日(水)
- 時間:12:00~18:00(最終日17:00まで)※予定
- 会場:AYUMIギャラリー(東京都新宿区矢来町114)
- アクセス:東京メトロ東西線神楽坂駅より徒歩1分、都営大江戸線牛込神楽坂駅より徒歩10分
- 入場料:無料
- 展示内容:木版画作品、版木、関連制作資料、啓発アートカードほか
「浮世に問う」は、江戸から続く伝統木版画の技術を用いながら、現代社会が抱える課題を作品として表現する展覧会です。
伝統工芸を鑑賞するものから社会について考え、対話を生むものへと広げる企画として、木版画の新たな可能性を示します。
作品展示に加え、作者コメントや社会課題の背景解説が用意され、伝統工芸に馴染みのない方にも理解しやすい導線があります。
環境・ジェンダー・災害などをテーマにした15点

本展の中心は、社会課題を起点に制作された15点の木版画作品です。
環境、海洋、ジェンダー、子育て、格差、災害、多様性、地域コミュニティなどのテーマが、伝統の摺りによる柔らかな色彩と奥行きある表現で可視化されています。
「守るべき青」は、鮮やかな青い水面と白いきらめきが重なり、海や水辺の美しさを通じて環境保全への関心につながる作品です。
「NO WAR」は、銃と鳥の対比によって、戦争反対のメッセージを直感的に伝えます。
版木や試し摺りで制作工程を見せる展示
江戸から続く伝統木版画は、版元の企画・プロデュースのもと作品が制作されます。
版木、和紙、水性顔料、彫師・摺師の熟練の手仕事によって、色の重なりやにじみ、独特の奥行きが生まれます。
本展では、版木、試し摺り、色ごとの重ねの資料などを展示し、どのように一枚が生まれるのかを視覚的に提示します。
大量生産の印刷とは異なり、同じ絵柄でも一枚一枚に表情が宿る手摺り木版画の魅力に触れられます。
島梟やジェンダーを扱う作品も展示

「島梟」は、紫の頭部と黒い胴体を持つ鳥が正面向きで描かれ、黄色い輪状の目が強く目立つ作品です。
絶滅危惧種や北海道をめぐるテーマが、環境や生物多様性について考える入口になります。

「BE A WOMAN. BE YOU.」は、黒い背景にピンクの平刷毛が大きく配置された作品です。
ジェンダーや多様性をテーマにした社会的メッセージが、鮮やかな色と強い構図で表れています。
伝統工芸を社会について考える入口へ
- おすすめ来場者:伝統工芸・アートに関心のある方
- おすすめ来場者:社会課題やSDGsに関心のある方
- おすすめ来場者:親子で学べる展示を探している方
- おすすめ来場者:デザイン・版画・浮世絵に関心のある方
現代の生活者にとって伝統工芸は、敷居が高い、買うきっかけが少ないと感じられがちです。
本展では、伝統技法を守りながら、木版画を飾るアートから対話を生むアートへとひらきます。
作品が投げかける問いを自分ごととして受け取れる展示設計により、鑑賞に留まらず、学び、語り、選び、持ち帰る体験につながります。
主催者と関係者のコメント
主催者は「浮世絵版画に代表される伝統の江戸木版画は“昔のもの”ではなく、いまの社会とも対話できる技術です。作品を通じて、来場者が日常で抱える違和感や問いに、そっと言葉と輪郭が生まれる展示を目指しました。」とコメントしています。
関係者は「摺りの工程は、色を重ねるたびに意味も重なっていく感覚があります。社会課題を“難しい話”としてではなく、“見る・感じる”ところから共有できたら嬉しいです。」とコメントしています。
伝統手摺り木版画ならではの色の重なりや手仕事の表情を通じて、社会課題を身近な問いとして受け取れる展覧会です。
作品、版木、制作資料が並ぶ会場で、鑑賞から学びや対話へ広がる時間を過ごせます。
「浮世に問う」の紹介でした。
よくある質問
Q. 「浮世に問う」はいつ開催されますか?
A. 会期は2026年7月3日(金)から7月8日(水)までで、時間は12:00~18:00、最終日は17:00までの予定です。
Q. 「浮世に問う」の会場はどこですか?
A. 会場は神楽坂・AYUMIギャラリーで、東京メトロ東西線神楽坂駅より徒歩1分、都営大江戸線牛込神楽坂駅より徒歩10分です。
Q. 「浮世に問う」では何が展示されますか?
A. 社会課題を起点に制作された15点の木版画作品に加え、版木、関連制作資料、啓発アートカードなどが展示されます。
Q. 「浮世に問う」はどんなテーマを扱いますか?
A. 環境、海洋、ジェンダー、子育て、格差、災害、多様性、地域コミュニティなど、現代社会が抱えるテーマを扱います。