記事ポイント
- 全国500人への調査で、リサイクルボックスの認知率は92.4%に達するが、認知者の58.0%が一度も利用経験がない
- 未利用の最大理由は「お店まで持っていくのが面倒」(34.3%)で、物理的アクセスの難しさが行動の壁になっている
- 利用経験者の36.7%が「重くて一苦労」を経験し、自宅回収サービスへの利用意向は54.4%に上る
エコへの関心が高まっているにもかかわらず、リサイクルボックスを実際に利用したことがある人は4割程度にとどまる——。
そんな実態が、不用品回収サービス「ワンナップライフ」を運営する4Uの調査から明らかになります。
2026年5月18日に全国の男女500人を対象に実施されたこの調査では、認知率9割超に対して約6割が利用経験なしという現実と、その背景にある複数のハードルが詳細に示されています。
ワンナップライフ「リサイクルボックス利用実態調査(2026年5月)」

- 調査名:リサイクルボックスの利用に関する調査
- 調査対象:全国の男女500人
- 調査方法:インターネット調査
- 実施日:2026年5月18日
- 実施:ワンナップライフ(株式会社4U)
大手アパレル店や商業施設、自治体などに設置されている衣類・不用品のリサイクルボックスについて、「よく知っている(場所も思い浮かぶ)」が27.6%、「なんとなく知っている(見たことはある)」が64.8%で、合計認知率は92.4%に達しています。
企業の環境配慮の取り組みとしてリサイクルボックスの設置が社会の風景として定着していることが、数字として明確に示されています。
一方で、認知者のうち実際に利用したことがある人は42.0%にとどまり、58.0%が「存在は知っているが一度も利用したことがない」と回答しています。
「数回利用したことがある」は35.4%、「定期的に利用している」は6.6%です。
エコ意識の高まりと実際の行動の間に大きな乖離が生じている実態が、今回の調査で浮かび上がっています。
不用品は10人中9人以上が経験
直近1〜2年で自宅に不用品が発生した経験を持つ人は全体の97.2%に上ります。
「たまにある」が最多の66.6%を占め、「頻繁にある」が30.6%で続きます。
「まったく出ない」と回答したのはわずか2.8%で、不用品の処分は現代の生活者が避けては通れない日常的な課題として広く存在しています。
ファストファッションの定着やECサイトの利便性向上により購入のハードルが下がった結果、クローゼットや生活空間のキャパシティを超えるモノの入れ替えが恒常的に発生しています。
不用品の処理方法としてリサイクルボックスは認知度こそ高いものの、実際の行動に移すまでには複数のハードルが存在していることが調査から示されています。
利用しない58%が感じる3つの壁

存在を知りながら一度も利用したことがない層が選んだ理由の筆頭は、「お店まで持っていくのが面倒だから」で34.3%を占めています。
次いで「自宅の近くに設置場所がないから」が23.1%、「回収のルール(ブランド限定・状態など)が細かくてよく分からないから」が21.9%と続きます。
物理的なアクセスの難しさと心理的な複雑さが、行動の壁として積み重なっています。
共働き世帯の増加やライフスタイルの多様化によりタイムパフォーマンスを重視する傾向が強まるなかで、休日の時間を割いてわざわざ遠方の店舗まで不用品を運ぶ作業は負担が大きいと判断されています。
「間違ったものを入れてはいけない」というプレッシャーが結果として放置や通常ゴミとしての廃棄という選択につながっている可能性も、調査から示されています。
そのほか「大量にあって重い・かさばるから」が12.1%、「お店の人や他の客に見られるのがなんとなく恥ずかしいから」が7.3%を占めています。
利用者3人に1人が「重くて一苦労」

実際にリサイクルボックスを利用したことがある層のうち、不便・大変だと感じた経験の筆頭は「持ち運ぶのが重くて一苦労だった」で36.7%を占めています。
「特に不便は感じていない」は35.1%で、何らかの不満を経験した人がわずかに上回っています。
「いざ持っていったらボックスが満杯で入れられなかった」が17.3%、「回収対象外のモノが混ざっていて持ち帰る羽目になった」が10.9%と続きます。
環境配慮という善意から重い荷物を抱えて来店したにもかかわらず、「満杯で受け付けてもらえない」「ルール違反で持ち帰り」という徒労感を味わった利用者が相当数存在しており、次回の利用意欲の低下につながりやすい構造になっています。
持ち込み型リサイクルシステムに潜む構造的な課題が、利用経験者の声から明確に示されています。
自宅回収サービスへの利用意向は54.4%
「自宅まで不用品をまとめて引き取りに来てくれて、適切にリサイクルやリユース(再利用)されるサービスがあれば利用してみたいか」という問いに対し、「やや利用してみたい」と答えた人が半数(54.4%)を占めています。
調査全体を通じて浮かび上がったのは、現代の不用品処分において最も求められているのは「手間がかからないこと」と「確実に手放せること」であるという点です。
「ワンナップライフ」は、電話またはWebからの依頼により専門スタッフが自宅まで不用品を回収に訪問するサービスを提供しています。
大量の衣類や生活雑貨、分別ルールが不明な不用品を含め、まとめてワンストップで対応しています。
回収された不用品は独自のネットワークを通じて適切に分別され、可能な限りリユース・リサイクルに回されます。
衣類・不用品の廃棄に後ろめたさを感じながらも、重くてかさばるという理由やルールの複雑さからリサイクルボックスへの持ち込みをためらっている人にとって、自宅回収という選択肢は「タイパ」と「エコ」を両立させる現実的な手段です。
認知9割・利用4割未満というギャップを埋める仕組みとして、「ワンナップライフ」への注目が高まっています。
ワンナップライフ「リサイクルボックス利用実態調査(2026年5月)」の紹介でした。
よくある質問
Q. リサイクルボックスの認知者のうち、一度も利用したことがない人の割合は何%ですか?
A. 認知者のうち58.0%が「存在は知っているが一度も利用したことがない」と回答しています。
「数回利用したことがある」は35.4%、「定期的に利用している」は6.6%で、利用経験がある人の合計は42.0%にとどまります。
Q. 今回の調査はどのような方法で実施されたのですか?
A. 2026年5月18日にインターネット調査の形式で実施されています。
調査対象は全国の男女500人で、不用品の発生状況・リサイクルボックスの認知度・利用実態・未利用の理由・利用時のトラブルなどを質問しています。
4Uが運営する不用品回収サービス「ワンナップライフ」が調査を行っています。