林技研は、同社が研究・取り扱いを行う植物素材「イヌトウキ(Angelica shikokiana)」に関する研究論文が、査読付き学術誌『New Food Industry(2026年1月号)』の巻頭に掲載されたことを発表しました。
犬および猫を対象に、日常診療の範囲内で得られた血液検査データを用いて解析を行い、イヌトウキ摂取と腎機能評価指標との関係について検討した内容となっています。
林技研「イヌトウキに関する研究論文」

掲載誌:New Food Industry
掲載号:2026年1月号
掲載内容:犬・猫を対象としたイヌトウキに関する研究報告
近年、日本ではペットの飼育数が増加し、「家族の一員」としての健康管理への関心が高まっています。
一方でペットの高齢化が進み、加齢に伴う慢性的な疾患が社会的な課題として顕在化しています。
特に猫においては腎臓病が死因の上位に挙げられますが、初期段階では外見上の変化が乏しく、早期発見が難しいという課題があります。
林技研株式会社ではこうした課題に対し、腎臓病の早期発見に関する評価方法や日常的な健康管理指標の検討など、「腎臓病とどう向き合うか」という全体像を捉える研究を継続してきました。
今回の論文掲載は、その取り組みの一環として位置づけられています。
研究概要と報告内容
研究では、犬および猫を対象とし、日常診療の範囲内で得られた血液検査データを用いて解析が行われました。
腎機能の評価指標として用いられるBUN(血中尿素窒素)およびクレアチニン(Cr)の推移に着目し、イヌトウキ摂取との関係について検討されています。
論文では以下の点が報告されました。
まず、イヌトウキ摂取に関する継続的な評価が行われ、少なくとも90日間の継続評価が望ましいと記載されています。
また、特に猫のIRISステージ1・2症例において、BUN・Crの推移に関して有意な変化が報告されています。
これらの結果から、腎機能の維持・サポートに関する示唆が得られたと考察されています。
研究条件
論文に記載されている主な研究条件は以下の通りです。
対象動物:犬および猫
使用目安量:体重3kgあたり約0.1g/日
投与方法:フードに混ぜて給与
使用期間:継続使用を前提とした評価
データ:日常診療の範囲内で得られた検査データ
小規模組織による研究活動の特徴
林技研株式会社は、建設事業部やUlyseeed事業部(カイロサロン事業)、ペットウェルネス事業部など複数の事業を展開していますが、従業員数は数名という小規模な組織です。
同社の特徴として、社員や研究活動を支える社債購入者の全てが、カイロサロン「Ulyseeed」のお客様であるという構成が挙げられます。
研究費の一部は社債によって集められており、顧客からの「この研究を続けてほしい」という共感や信頼によって支えられています。
そのため、研究者側の視点だけでなく、実際に健康や身体の悩みと向き合ってきた生活者の視点が研究活動に色濃く反映されています。
※研究および関連製品は、疾病の診断、治療、予防を目的としたものではありません。
※製品の使用にあたっては、獣医師による診断・治療に代わるものではないことをご理解ください。
林技研「イヌトウキに関する研究論文」の紹介でした。