外国人社員を雇用する日本企業向けに、オンライン言語交換サービス「まなびね」が2026年より本格稼働します。
日本語を学びたい外国人と外国語を学びたい日本人を1対1でつなぎ、広告収益モデルによって登録料・月額利用料・レッスン料が無料で利用できる仕組みを目指す新しいサービス。
学習が「勉強」で終わらず「交流」へと広がることで、外国人社員の学習継続と職場定着を後押しする環境が提供されます。
まなびね「オンライン言語交換サービス」

本格稼働:2026年より
サービス内容:オンライン言語交換(1対1)を中心とした学習プラットフォーム
料金体系:広告収益モデルにより、登録料・月額利用料・レッスン料が無料で利用できる仕組みを目指す
「まなびね」は、互いに母語を教え合う「言語交換(ランゲージエクスチェンジ)」をオンラインで行える環境を提供するサービス。
企業にとっては、外部研修だけに頼らず、外国人社員が「実際に日本語を使う場」を日常的に増やせることが大きなメリットです。
外国人社員の受け入れが進む中、職場では「業務指示が正確に伝わっているか不安」「専門用語が多く研修だけでは定着しにくい」「外部講座は費用がかかる」といった課題に加え、本人の学習が仕事外の時間に偏り「疲労や孤立につながる」といった悩みが聞かれます。
日本語は机上の勉強だけで伸びるものではなく、現場で必要な言い回しや雑談の温度感といった「生きた日本語」は、人とのやり取りの中で身につくもの。
「まなびね」は、外国人社員が日本語を使う時間を増やし、学習を継続しやすい交流環境を提供することで、企業の日本語教育負担の軽減と本人のコミュニケーション力向上を支援します。
言語交換とは:お互いの母語を教え合う対等な学習モデル
言語交換は、日本語を母語とする人が日本語を、英語・中国語・韓国語などを母語とする人がその言語を、互いに教え合う学習スタイル。
例えば60分のオンライン会話であれば、前半を日本人が外国語を学ぶ「外国語タイム」、後半を外国人が日本語を学ぶ「日本語タイム」のように時間を分けて進めます。
片方だけが先生になるのではなく、学び合う関係であるためプレッシャーが少なく、継続しやすいのが特徴です。
企業向けの活用ポイント:日本語教育を「現場で使える力」に変える

まなびねは、既存の研修や教材を否定するものではなく、教室やEラーニングで身につけた知識を「会話で試し、修正し、定着させる」アウトプットの場として併用することで、学習効果を高めることを目指しています。
活用例1:仕事でよく出る表現を、会話で練習する
「~しても大丈夫ですか?」「確認させてください」「すみません、もう一度お願いします」「こちらで合っていますか?」など、実務で頻出する表現を実践的に練習可能です。
活用例2:生活の会話を増やし、仕事の理解も底上げする
買い物、役所、病院、交通などの生活会話や、困ったときの相談表現(説明・お願い・お礼)を学ぶことで、生活基盤の安定を図ります。
活用例3:日本人と交流し、学習が「楽しみ」になる
言語交換の相手は同じく学習者であり、対等なパートナーです。
「今日はこの表現を使ってみたい」「前回の話の続きがしたい」という気持ちが生まれることで、勉強が習慣になりやすくなります。
導入により期待できる効果
1) 仕事のコミュニケーションが向上する
現場の安全確認、引き継ぎ、報告・連絡・相談など、業務に必要なやり取りがスムーズになりやすく、誤解や手戻りの減少につながります。
2) 生活面の会話が増え、安心して働けるようになる
生活の困りごとが減ると、精神的な余裕が生まれ、仕事にも前向きになりやすくなります。
3) 仕事中・仕事外に偏っていた日本語学習の「労力」が減る
「一人で教材をやり続ける」学習は、時間も集中力も必要です。
言語交換で「話しながら覚える」時間が増えることで、学習が分断されにくくなり、同じ努力でも成果が出やすくなります。
4) 日本人の友達ができ、遊びや旅行などの楽しみが増える
交流が深まると、休日の過ごし方や趣味の話題が広がり、日本での暮らし自体が豊かになります。
楽しみが増えるほど、地域や職場への愛着も育ちやすくなります。
外国人社員が日本語を学ぶことは、本人の努力だけに任せるものではなく、企業にとっても「共に働く環境づくり」の一部です。
まなびねが目指すのは、「学びの機会が費用で左右されないこと」「学びが孤立せず、人との交流に広がっていくこと」「その結果として、職場のコミュニケーションが良くなり、定着につながること」。
日本語学習が義務や負担ではなく、友達ができて生活が楽しくなり、仕事もやりやすくなる学びの場として展開されます。
登録説明が必要な場合の問い合わせ:[email protected]
まなびね「オンライン言語交換サービス」の紹介でした。