畜産の今と価格を考える!日本食肉消費総合センター「国産食肉シンポジウム2025」

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日本食肉消費総合センターが、2025年11月16日に「国産食肉が食卓に届くために~畜産の今 価格を考える~」と題した国産食肉シンポジウム2025を開催しました。

世界的な食料需要の急増や気候変動による供給リスクが高まる中、日本の畜産が直面する課題や国産食肉の価値を多角的に議論する場となりました。

 

日本食肉消費総合センター「国産食肉シンポジウム2025」

 

基調講演

 

開催日:2025年11月16日

会場:東京国際フォーラム ホールD5

主催:公益財団法人日本食肉消費総合センター

 

第1部では中村学園大学教授の福田晋氏が「持続可能な食肉供給システムを目指して」をテーマに基調講演を行いました。

食肉の需給動向から生産・流通現場におけるコスト負担の現状まで、専門的な知見をもとに詳しく解説。

会場およびオンラインの参加者は、私たちが日常的に手にする食肉の裏側にある課題へ熱心に聞き入りました。

 

パネルディスカッション(第2部)

 

パネルディスカッション1

 

第2部では、女優・タレントの田中律子さんをゲストに迎え、産官学の専門家によるパネルディスカッションを実施。

健康長寿における食肉摂取の重要性や、飼料高騰、人手不足といった生産現場の切実な課題が共有されました。

安全でおいしい国産食肉を安定して届けるための取り組みについて、活発な意見交換が展開される貴重な機会。

 

食肉生産の課題と取り組み

 

パネルディスカッション2

 

農林水産省、女子栄養大学、主婦連合会、JA全農ひろしまの各代表者が、それぞれの立場から現状を報告。

国と生産者が連携して進める対策や、消費者として知っておきたい流通の仕組みなどが語られました。

私たちの食卓を守るために、今何が必要なのかを問い直す有意義なセッション。

 

会場との対話と今後の展開

 

質問コーナー

 

質問コーナーでは来場者からも多くの声が上がり、国産食肉に対する関心の高さが伺えました。

当日の模様は、後日日本食肉消費総合センターのホームページにて公開される予定。

シンポジウムを通じて、多くの参加者が国産食肉を取り巻く現状への理解を深める一日となりました。

 

厳しい環境下にある日本の畜産業を支え、持続可能な食の未来を共に考えるきっかけとなった本イベント。

生産者の想いと消費者の食卓をつなぐ、国産食肉の新たな価値に注目です。

 

日本食肉消費総合センター「国産食肉シンポジウム2025」の紹介でした。

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