デージーネットが、2025年11月に開催された展示会にて来場者を対象に「企業システム基盤の今後の方向性」に関するアンケート調査を実施。
多くの企業がオンプレミスとクラウドそれぞれの課題に直面しており、単一基盤への集約ではなく、「最適なバランスの取り方」を模索している実態が明らかになりました。
デージーネット「企業システム基盤の今後の方向性」に関するアンケート調査

調査期間:2025年11月19日(水)~21日(金)
調査対象:Japan IT Week【関西】デージーネットブース来場者
有効回答数:90名
クラウドサービスの普及により企業の情報システムが変化する中、オンプレミス環境を維持する動きも依然として根強く残っています。
今回の調査では、現在の運用形態として「オンプレミス中心」が40.2%で最多となりつつも、「オンプレとクラウドのハイブリッド」も35.6%と高い割合を示しました。
企業が抱える課題や今後の方向性について、具体的なデータと共に解説します。
オンプレミスとクラウド、それぞれの課題

オンプレミス環境においては、「運用・監視の手間(44.9%)」や「ハードウェア保守・更新コスト(43.5%)」が主要な課題として挙げられました。
一方、クラウド環境では「セキュリティや法規制対応への不安(41.1%)」や「障害・外部依存リスク(39.3%)」が課題視されています。
運用負荷やコスト面での悩みと、セキュリティや安定性への不安という、双方に異なる性質の課題が存在していることが分かります。
今後の方向性は「模索中」が最多

今後のシステム基盤の方針については、「まだ判断していない」との回答が32.5%で最多となりました。
次いで「現状維持」「ハイブリッド」が共に25.3%となっており、多くの企業がオンプレかクラウドかの二者択一ではなく、状況に応じた最適なバランスを模索している様子がうかがえます。
重視するポイントとしては「運用費用(65.5%)」「管理のしやすさ(60.7%)」が上位を占めており、現実的な運用負荷とコストの最適化が求められています。
OSS活用による解決策
こうした課題に対し、デージーネットではオープンソースソフトウェア(OSS)の活用を提案しています。
OSSはオンプレミスでもクラウドでも動作し、ベンダーロックインを回避できる柔軟性を持っています。
また、ライセンスコストがかからないため費用削減にも寄与します。
デージーネットはOSSを利用したシステム構築から運用・保守サポートまでを一貫して提供しており、企業の「運用管理の手間」を軽減するソリューションを展開しています。
システム基盤の選択肢が多様化する中、企業は自社の業務特性に合わせた柔軟な構成を求めています。
OSSを活用したハイブリッドな運用が、今後のインフラ戦略の鍵となりそうです。
デージーネット「企業システム基盤の今後の方向性」アンケート調査の紹介でした。