日本保育防災協会が、奈良県保育協議会主催の2025年度研修会において、認定講師による講演を実施。
「現場保育士の防災意識の向上とBCPの基礎について」をテーマに、災害時における保育施設の機能維持や、日々の保育への防災視点の導入について解説が行われました。
日本保育防災協会「現場保育士の防災意識の向上とBCPの基礎について」

主催:奈良県保育協議会
講演テーマ:現場保育士の防災意識の向上とBCPの基礎について
講師:一般社団法人日本保育防災協会 認定講師
日本各地で地震や豪雨災害が頻発する昨今、保育現場においても災害リスクへの理解と、子どもたちの安全を守るための実効的な備えが急務となっています。
今回の講演では、保育士が日常の業務に防災の視点を取り入れる重要性を提示。
災害発生時に保育施設としての機能を維持するための基本を学ぶ、実践的な研修として実施されました。
実践的な講演プログラム
講演では、地震と日本の現状理解から始まり、保育施設を取り巻く具体的な災害リスクの把握へと展開。
ハザードマップを用いた実践ワークや、BCP(業務継続計画)の基礎理解など、現場ですぐに役立つ知識が共有されました。
また、実際の被災園の声から学ぶ教訓も盛り込まれ、参加者は災害をより身近な問題として捉える機会となりました。
2026年に向けた継続的な取り組み
奈良県保育協議会では、2026年に施設長向けの防災研修も予定。
次回の研修では管理者層を対象とし、より高度な防災マネジメントについて日本保育防災協会が講師を務める計画です。
自治体や保育事業者との連携を強化し、全国の保育関係者に向けた継続的な情報提供が行われます。
保育業界に特化した防災教育を提供する専門団体として、現場の安全と防災力向上に貢献する取り組み。
日常保育の中で防災を学び、実践していく環境づくりが進められています。
日本保育防災協会による「現場保育士の防災意識の向上とBCPの基礎について」講演の紹介でした。