アイシン高丘のインドネシア現地法人PT ATP BIO INDONESIAが、バイオ燃料「Bio-M-Coke(R)」を生産する工場の開業式を実施。
2025年12月9日、西カリマンタン州にて稼働を開始しました。
アイシン高丘「インドネシア バイオ燃料工場」

開業日:2025年12月9日
所在地:インドネシア共和国 西カリマンタン州 クブラヤ県
生産品目:バイオ燃料「Bio-M-Coke(R)」
敷地面積:約330,000m2
アイシン高丘が2024年8月に設立した現地法人PT ATP BIO INDONESIAによる新工場。
開業式には西カリマンタン州クブラヤ県のSujiwo知事をはじめ、政府関係者や取引先など120名以上が出席しました。
世界初の技術を用いたバイオ燃料を生産し、地球環境の保全に貢献する拠点として稼働します。
バイオ燃料「Bio-M-Coke(R)」

アブラヤシからパーム油を精製する過程で残る「ヤシ殻(Palm Kernel Shell)」を原料として製造されるバイオ燃料。
燃焼時にCO2を排出するものの、原料の成長過程でCO2を吸収しているため、カーボンニュートラルな燃料とされています。
鋳造業界をはじめ、様々な業界から注目を集めているエネルギー資源です。
原料となるアブラヤシ

地域資源を有効活用し、持続可能なものづくりを実現。
自然環境や社会環境へのサステナビリティを担保するため、バイオマス関連の第三者認証の取得も進められます。
今後の展望

現在の生産能力は月間1,250トンですが、将来的には月間7,500トンへの増強を計画。
投資金額も現在の約20億円から、将来的には約100億円規模への拡大が見込まれています。
生産ラインの増設や新製品、新材質の技術開発を進め、CO2排出量削減という社会的課題の解決に寄与します。
持続可能なエネルギーの普及により、社会全体の環境負荷低減を目指す新たな生産拠点。
アイシン高丘による「インドネシア バイオ燃料工場」開業のニュースでした。