アスベスト・じん肺被害救済東海弁護団が、アスベスト(石綿)健康被害についての電話相談会を2025年12月6日(土)に実施。
愛知、岐阜、三重の弁護士に加え、アスベスト疾患やじん肺に詳しい医師が、救済制度や救済方法に関する相談に無料で応じます。
アスベスト・じん肺被害救済東海弁護団「アスベスト(石綿)健康被害についての電話相談会」
受付日時:2025年12月6日(土)午前10時~午後3時
電話相談番号:050-3096-6400
相談料:無料
実施主体:アスベスト・じん肺被害救済東海弁護団
アスベスト・じん肺による健康被害の法的救済を図ることを目的に活動するアスベスト・じん肺被害救済東海弁護団が、電話相談会を開催。
2021年5月の最高裁判決により、建設アスベスト健康被害について国の責任が認められ、建材メーカーの賠償責任も幅広く認められるなど、救済の道が大きく開かれました。
一方で、国や建材メーカーへの損害賠償請求が可能であることの周知は依然として不十分な状況。
今回の相談会では、被害者やその家族が適切な救済を受けられるよう、専門家が具体的なアドバイスを提供します。
建設アスベスト給付金制度と対象職種
2022年1月19日に施行された「建設アスベスト給付金制度」についても相談が可能。
特定の期間に建設業務に従事し、アスベストを原因とする一定の健康被害を受けた方を対象に、国から最大で1300万円が支給される制度です。
大工、左官、塗装工、電気工、内装工など、一般的に屋内作業があるとされる幅広い職種が対象となり得ます。
弁護士・専門医によるサポート体制
アスベスト関連疾患は潜伏期間が長く、専門医でなければ判断が難しいケースも存在。
また、給付金の認定審査において不認定となる件数が増加傾向にあり、追加資料の提出など個人では対応が難しい場面も少なくありません。
本相談会では、弁護士だけでなくアスベスト疾患に詳しい専門医も電話相談に応じるため、医学的見地を含めた包括的な支援を受けられます。
東海3県にお住まいの方を中心に、自身の健康状態や救済対象の可否について確認できる貴重な機会。
建設業に従事されていた方やそのご家族にとって、今後の生活を支える重要な情報の取得につながります。
アスベスト・じん肺被害救済東海弁護団「アスベスト(石綿)健康被害についての電話相談会」の紹介でした。