物産アニマルヘルスが、犬用催吐点眼剤「クレボル(R)」を新発売。
国内初となる製造販売承認を取得した動物用催吐剤が、2025年12月1日(月)より獣医療の現場に登場です。
物産アニマルヘルス「クレボル(R)」

発売日:2025年12月1日(月)
開発元:Orion Pharma Animal Health社(フィンランド)
区分:動物用医薬品(犬用催吐点眼剤)
犬の誤飲時などの処置に使用される、画期的な点眼タイプの催吐剤。
これまで国内には動物用として承認された催吐剤が存在せず、人用の注射剤などが経験的に使用されてきた背景がありました。
本剤の登場により、正式に承認された動物用医薬品として、より適切な処置の選択肢が加わります。
画期的な点眼タイプ
最大の特徴は、点眼によって投与するという簡便性。
有効成分であるロピニロール塩酸塩(非麦角系ドパミンD2受容体作動薬)が、点眼後に速やかに吸収され、脳幹の受容体を活性化することで嘔吐を誘発する仕組みです。
注射の痛みを伴わず、迅速な処置が可能となる点が大きなメリット。
世界23カ国での実績
本剤はフィンランドのOrion Pharma Animal Health社によって開発された製品。
2018年にEU諸国および英国、2020年には米国で承認され、2025年1月現在で世界23カ国で販売されています。
グローバルスタンダードな薬剤が、物産アニマルヘルスによる開発を経て、ついに日本国内でも使用可能となりました。
犬の健康を守るための、待望の動物用医薬品。
誤飲トラブル等の緊急時において、獣医師と飼い主の双方にとって心強い存在となることが期待されます。
物産アニマルヘルス「クレボル(R)」の紹介でした。