札幌市豊平区の平岸ハイヤー株式会社が、自社の敷地を活用した複合型飲食拠点「だるま横丁」を本格始動させました。
タクシー会社の敷地内に、国指定文化財を活用したダイニングバーやカフェ、イベントホールなどが集結し、住宅街に新たな「居場所」と賑わいを創出するユニークな取り組みとして注目を集めています。
平岸ハイヤー「だるま横丁」

所在地:札幌市豊平区平岸2条4丁目5-15 / 2条5丁目1-6
運営:平岸ハイヤー株式会社 / 株式会社Apple Lodge
「だるま横丁」は、地域交通を支えるタクシー会社「平岸ハイヤー」が仕掛ける、全国でも珍しい地域活性化モデルです。
約900坪の敷地内には、飲食店舗、イベントホール、マルシェ、そして地域情報発信機能が集約されています。単なる商業施設ではなく、子どもから高齢者までが安心して集える「サードプレイス(第三の居場所)」を目指し、年間20,000人以上の来訪を見込んでいます。
歴史ある蔵で楽しむ美食と多彩な店舗

横丁のメインコンテンツとなるのは、個性豊かな飲食店の数々です。
・アップルロッヂ(ダイニングバー)
国指定文化財のレンガ蔵をリノベーションした、大人の隠れ家。12月からは本物の薪を使用した暖炉に火が灯り、プチ贅沢なコース料理やお酒を楽しめます。
・タクシーガレージカフェ
昭和建築の懐かしさが漂う地域カフェ。本格的な丼ものや麺類、農家直送ハーブティーを提供し、地域の人々の憩いの場となっています。

・ニックジャンク
「北海道で一番ジャンクで美味しいハンバーガー」を追求するテイクアウト&デリバリー専門店。オードブルの注文も可能です。
これらの店舗では、12月以降の忘新年会シーズンに向けた新プランや、クリスマス限定コース(12/23~25)なども展開されます。
「娯楽から見守りまで」地域をつなぐハブ機能

だるま横丁の魅力は飲食だけにとどまりません。敷地内では、年間約5,000人が来場する「平岸マルシェ」や、本格的な演奏が楽しめる「平岸JAZZ」、東京から真打を招く「だるま寄席」など、多彩なイベントが定期開催されています。
また、常に地域を走り回るタクシー会社の特性を活かし、乗務員と横丁スタッフが連携して地域の異変をキャッチする「見守りネットワーク」の構築も目指しています。「子供達が安心して外を歩ける街づくり」「孤独死のない街づくり」を掲げ、地域住民とのつながりを深める活動にも注力しています。
住宅街にいながら「本物」の体験と安心を提供する、平岸ハイヤー「だるま横丁」の紹介でした。