ストレッチャブル基板の開発製造を行うサトーセン(大阪府大阪市)は、2025年12月17日(水)より東京ビッグサイトで開催される「SEMICON Japan 2025」に出展します。
期間中は、独自技術により25万回以上の伸縮に耐える「ストレッチャブル基板」の実演デモンストレーションが行われ、その柔軟性と耐久性を直接体感できます。
サトーセン「SEMICON Japan 2025」

開催日時:2025年12月17日(水)~12月19日(金) 10:00~17:00
会場:東京ビッグサイト 西2展示場内(ブース番号:W2802)
従来のフレキシブル基板を超える伸縮性を持ち、ウェアラブル機器やソフトロボティクスなど次世代デバイスへの応用が期待される「ストレッチャブル基板」。
サトーセンは、長年培ってきた超柔軟素材への配線技術と開発力を融合させ、独自のストレッチャブル構造を確立しました。今回の展示会では、その技術の粋を集めた「高耐久ストレッチャブル基板」が披露されます。
耐久性の課題を「液体金属」で解決
これまでの伸縮回路基板開発において最大の課題となっていたのが、繰り返し伸縮による「導電性の劣化」でした。従来の金属ペースト配線では、数千回から数万回の伸縮で断線が生じることが多く、実用化への障壁となっていました。
同社はこの課題に対し、液体金属配線技術を応用することでブレイクスルーを達成。連続伸縮に対する耐久性を飛躍的に向上させ、250,000回以上の伸縮試験においても導通を維持することに成功しました。
この技術により、激しい動きを伴うスポーツウェアラブルや、頻繁に変形するロボットアームの皮膚センサーなど、過酷な環境下での使用が可能になります。
会場で“伸びる基板”を体感
展示ブースでは、実際に基板を伸縮させるデモンストレーションを実施。数値だけでは伝わりにくい「超柔軟性」を肌で感じることができます。
期間中は開発担当者が説明員として常駐し、技術的な質問や具体的な導入相談にも対応します。また、来場者限定のサンプルも用意されており、次世代エレクトロニクスの可能性をいち早く手にするチャンスです。
「伸びる基板」が切り拓く電子機器の未来。
サトーセン「SEMICON Japan 2025」出展情報の紹介でした。