薬局に特化したM&A仲介事業を展開するアウナラに、全国の薬局から寄せられる問い合わせが急増しています。
2025年度の問い合わせ件数は前年比150%に増加しており、その約4割が後継者不在を理由としています。
薬剤師人口は増加しているにもかかわらず、承継候補が不足する業界構造的な課題を背景に、薬局M&Aの需要が急速に高まっています。
アウナラ

アウナラには、全国約6万店の薬局から毎月200件以上の問い合わせが寄せられています。
薬局業界では、DX化の促進や「かかりつけ薬局」へのシフトなど、運営環境が刻々と変化しています。
こうした状況下で、後継者不在の課題を解決する有効な手段としてM&Aが注目されています。
薬剤師は増えても“継ぎ手”がいない現実
厚生労働省の統計(※)によると、薬局・医療施設に従事する薬剤師人口は増加傾向にあります。
しかし、子や親族が継がない場合や、別の分野への就職を希望するケースが多く、“継ぎ手”が不足しているのが実情です。
現行の経営体制を存続するため、雇用の保守と利用者視点からM&Aを活用した事業譲渡が選ばれています。
※出典:厚生労働省,令和4(2022)年医師・歯科医師・薬剤師統計の概況,薬剤師P23
DX化・業態転換が加速、“門前”から“かかりつけ”へ

医薬分業の普及により、「かかりつけ薬局」としての役割が重視されるようになりました。
コロナ禍の2020年4月にはオンライン服薬指導が解禁されるなど、時代と共に薬局運営のDX化が促進されています。
M&Aによる事業譲渡では、現状の顧客を維持したまま、業務の効率化やシステム化の見直し、雇用条件の改善が期待できる場合も少なくありません。
経験・実績を活かす薬局特化型M&A
薬局を専門的に扱うアウナラは、数千件の薬局リストを保有し、業界動向や専門知識に精通することで、年間40件ほどの成約増、問い合わせ前年比150%増と多くの支持を得ています。
薬局業界に特化することで、適正な企業価値や交渉戦略の策定が可能となります。
利用者からは「電子処方箋・人材確保など承継後の運営課題も具体策まで伴走してくれた」「非公開案件の選択肢が広く、地域医療を維持できた」といった声が寄せられています。
同社では、専用のフリーダイヤル(0120-34-7098)から、M&Aが最善の方法かどうかの相談や、企業評価の相談も受け付けています。
今後の展開
今後は、大手チェーンが後継者不足に悩む個人薬局や経営に行き詰まった中小薬局を買収し、急速にシェアを拡大していくことが予測されます。
アウナラでは、売り手・買い手の双方がより良いマッチングとなるようヒアリングに努め、拠点の拡充とソリューション強化を行っていく予定です。
薬局業界で高まるM&Aの需要についての紹介でした。