ビービーシーは、地方公共団体における相続人調査業務を効率化するための自治体専用システム『2in1Win所有者調査管理システム』において、新機能をリリースしました。
2025年10月27日より、「選択範囲OCR機能」および「行政事務標準文字(DWPI明朝)」対応機能が追加されています。
これにより、紙媒体の書類からの入力作業が効率化され、行政文書としての体裁も維持しやすくなります。
ビービーシー 自治体専用システム「2in1Win所有者調査管理システム」

『2in1Win所有者調査管理システム』は、相続登記が行われず所有者の所在が不明となっている土地問題に対応するために開発されたシステムです。
相続人調査の一般的な流れに沿って事案を登録・管理でき、庁内で点在しがちな情報を一元化します。
所有者の所在を把握することが難しい土地問題に直面する地方公共団体において、相続人調査にかかる人的・時間的・経済的負担を大幅に軽減します!
新機能「選択範囲OCR機能」および「行政事務標準文字」対応
2025年10月27日に追加された新機能により、さらなる業務効率化を実現します!
「選択範囲OCR機能」は、住民票や戸籍などの紙文書から必要な項目のみを範囲選択し、即座に文字データ化できる仕組みです。
紙媒体でしか取得できない書類の内容を手入力せずにデータ化できるため、誤入力の抑止と登録作業の効率化につながります☆
また、「行政事務標準文字(DWPI明朝)」への対応により、他の行政システムで作成された帳票や文書とのフォント統一が図られ、印刷物や通知書の整合性を保ちながら事務処理の標準化を推進します。
相続人調査を効率化する主な機能
『2in1Win所有者調査管理システム』は、相続人調査業務をサポートする多彩な機能を搭載しています。
相続人情報の続柄をもとに、システムが自動で相関図を生成する機能により、従来の手作業での図の作成を自動化します。
また、明治時代から現代までの地名を網羅した「新旧地名変換エンジン」を搭載。
過去の地名から現行の地名や管轄役所を自動で特定でき、戸籍等の請求業務や本籍地の特定をスムーズに進めることが可能です。
点在情報の一元管理と属人化の防止

調査の進捗状況や担当部署の情報をシステム上で共有できるため、部署間の連携を強化し、属人化の防止と情報更新の迅速化を実現します。
担当者の異動があってもスムーズに引き継ぎ可能。
また、個人情報を扱う業務に配慮し、「税に関する情報は税務課のみ閲覧可」といった詳細な閲覧制限の設定も可能です。
相続人調査で得られた情報を継続的に蓄積・共有・更新することで、庁内全体の業務効率化と情報の一元管理を実現します。
活用事例:埼玉県戸田市

行政専門誌『ジチタイワークス』Vol.38において、埼玉県戸田市での導入事例が掲載されました。
記事では、相続人調査にかかる作業時間の大幅な短縮や、庁内での情報共有体制の改善など、実際の運用効果が紹介されています!
紙の戸籍や住民票の入力作業を効率化する「選択範囲OCR機能」の追加で、ますます便利になった自治体向けシステム。
複雑な相続人調査業務の負担を軽減し、庁内の情報共有をスムーズにします。
ビービーシーの『2in1Win所有者調査管理システム』の新機能リリースの紹介でした。