「粗大ゴミ回収サービス」を運営する優は、実際に散らかった部屋で暮らす男女300人を対象に「片付けとメンタルの関係」に関するアンケート調査を実施しました。
調査の結果、心の不安定さが生活リズムの低下を引き起こし、“片付けられない部屋”の原因になっている実態が明らかに。
ストレスや気力の低下によって片付けが後回しになり、部屋の乱れがさらに精神面へ悪影響を及ぼすという“負のサイクル”が浮き彫りになりました。
粗大ゴミ回収サービス「片付けとメンタルの関係」アンケート調査

調査名:片付けとメンタルの関係に関する意識調査
調査対象:全国の男女300人(実際に散らかった部屋で暮らす人)
実施時期:2025年10月
調査方法:インターネット調査(自社調査)
今回の調査では、心の状態と生活環境の乱れが互いに影響し合い、放置すれば状態を悪化させるリスクがあることが示唆されました。
片付けられない理由の1位は「時間と気力の不足」
部屋が散らかってしまった一番の理由を尋ねたところ、最も多かったのは「仕事や家事が忙しく、片付ける時間と気力がない」(26.4%)でした。
次いで「モノを捨てるのが苦手で、つい溜め込んでしまう」(21.5%)、「どこから手をつけていいか分からず後回しにしてしまう」(21.1%)が続いています。
多くの人が「物理的な時間の不足」と「心理的なエネルギー切れ」という二重の壁に直面していることが分かりました。
また、片付けに踏み出せない一番の理由としても「体力や気力が足りない」(42%)が最多で、心身のエネルギーが枯渇した状態では「片付けたい気持ち」があっても行動に移すことが難しい現実が浮かび上がりました。
「片付けたい」と思いながらも行動できない人が約7割

「片付けたいと思ったことはありますか?」の質問では、「いつかやろうと思っている」(37.7%)、「何度もあるが行動に移せていない」(36.3%)が多数を占めました。
“やりたいけど動けない”状態の人が全体の7割近くにのぼる結果となっています。
「実際に片付けを始めた」と回答した人は22.3%にとどまり、片付けは“気持ちの問題”ではなく、「仕事や私生活の疲れ」といった外的要因がブレーキをかけていることが分かります。
心の不調が“生活全体の停滞”を引き起こす

「精神的に不安定なとき、どんなことに一番影響が出ますか?」という質問では、最も多かったのは「どれも影響する(全体的にやる気が出ない)」(31.7%)でした。
次いで「食事や睡眠など生活リズム」(26.7%)、「片付けや掃除など日常生活のこと」(19.3%)が続きました。
心が疲れていると、まず食事・睡眠・片付けといった基本的な行動が止まり、生活全体が停滞していく傾向が見えてきました。
約6割が「散らかった部屋に自己嫌悪や罪悪感を感じる」

「部屋が散らかっていることで感じる気持ち」を尋ねたところ、「自己嫌悪や罪悪感を感じる」(33.3%)、「現実から目をそらしたくなる」(32.7%)が上位に挙がりました。
約6割が“散らかった部屋を見て自分に対してネガティブな感情を抱いている”ことが分かります。
疲労やストレスで片付けができない状態が続くと、「部屋が散らかる」→「自己嫌悪に陥る」→「気持ちが沈み、さらに片付けられなくなる」という“悪循環のサイクル”に陥りやすくなります☆
片付けをきっかけに“心の回復”を
実際に「粗大ゴミ回収サービス」を利用した30代女性・Aさん(仮名)は、ストレスから片付ける気力を失い、モノで埋め尽くされた部屋に暮らしていました。
「好きな人にこの部屋を見せられないと思ったとき、“このままではいけない”と思いました。不用品回収を依頼して部屋が片付いたとき、自分の気持ちまで軽くなったと感じました。」
同サービスの担当スタッフは「片付けができない人は、だらしないわけではなく、心が疲れている状態です。私たちは片付けを“心のリハビリ”と考えています。」と語ります。
心が不安定なとき、人は小さなことから行動できなくなります。「粗大ゴミ回収サービス」では、片付けを“再出発のきっかけ”として支えたい、としています。
心身のエネルギー切れが片付けを阻害し、散らかった部屋がさらに自己嫌悪を招くという“負のサイクル”。
今回の調査で、心の状態と生活環境の乱れが互いに深く影響し合っている実態が明らかになりました。
「粗大ゴミ回収サービス」が実施した、「片付けとメンタルの関係」に関するアンケート調査の紹介でした。