マンション大規模修繕工事を主軸とするセラフ榎本は、2025年10月に大堀相馬焼「陶吉郎窯」9代目窯主 近藤 学氏の工房を訪問しました。
近藤氏は大堀地区にただ1人帰還した窯元として大堀相馬焼の再興を目指しており、セラフ榎本はその後継者育成の取り組みを継続して支援します。
セラフ榎本「大堀相馬焼 陶吉郎窯」工房訪問・後継者支援

14年前の東日本大震災と原発事故により、大堀相馬焼の窯元は避難を余儀なくされました。
震災前に20軒ほどあった窯元も激減した中、「陶吉郎窯」9代目の近藤 学氏は、2024年6月に大堀相馬焼の産地である浪江町大堀にただ1人帰還し、「大堀公房」を再建しました。
セラフ榎本は、同社会長の米寿記念品として近藤氏に作品を依頼したことをきっかけに交流が始まり、大堀相馬焼の再興を目指す近藤氏の想いに深く共感しています。
大堀相馬焼とは
大堀相馬焼は、福島県浜通りの相馬藩が生みだした、青ひび、二重焼き、駒の絵などの特徴で広く親しまれている全国無二の古美術陶芸品です。
昭和53年に伝統的工芸品に指定され、国による伝統技術の保存と共に、産業活動発展の支援を受けています。
「陶吉郎窯」への訪問と後継者支援

2025年10月、セラフ榎本の代表取締役である榎本社長が工房を訪問しました。
近藤氏は大堀地区を大堀相馬焼の産地として再興する柱の1つとして後継者の育成を進めており、2025年4月に弟子2人を迎えています。
今回の訪問では伝統継承への想いや弟子を迎えた現在の心境などを伺うとともに、弟子2人が制作した作品を鑑賞し、激励しました☆
セラフ榎本は、社会貢献の一環として、近藤氏の大堀相馬焼の伝統継承を今後も支援していくとしています。
近藤 学氏プロフィール
1954年福島県双葉郡浪江町大堀生まれ。
1997年(昭和52年)から家業の陶吉郎窯に従事。
東日本大震災で被災し避難を余儀なくされましたが、2024年6月に福島県浪江町の大堀に帰還しました。
2020年・2024年の日本美術展覧会で特選を受賞。日本現代工芸美術展審査員。
震災と原発事故を乗り越え、大堀相馬焼の伝統を未来に繋ぐための挑戦が始まっています。
大堀の地で再び産地として再興を目指す窯元と、その想いを支える企業の取り組みです。
セラフ榎本による、大堀相馬焼「陶吉郎窯」の工房訪問と後継者支援の紹介でした。