ゆかたの発祥の地、お江戸日本橋で伝統意匠を受け継ぐ三勝が、特別展示会 三勝謹製「漆の器 金と銀」を開催します。
2025年11月10日(月)から28日(金)までの期間、東京・日本橋の本社ビル正面「百年ギャラリー」にて実施されます。
宮内庁御用達の漆器メーカー「山田平安堂」とコラボレーションした、ゆかたの意匠デザインの蒔絵を施した「漆の器」が中心となる展示会です!
三勝株式会社 特別展示会 三勝謹製「漆の器 金と銀」

三勝は、注染染めや長板中形といった職人技を守りつつ、時代に合ったゆかたや和装製品を提供してきました。
近年、同社が約1万枚を保有するゆかた型紙の文様を新たに利活用し、日常に取り入れやすい商品へと展開する取り組みを進めています。
本展示の中心となるのは、ゆかたの意匠デザインの蒔絵を施した「漆の器」です。
伝統的工芸品である漆器のメーカーであり、宮内庁御用達の「山田平安堂」とコラボレーションし、繊細な線や模様を丁寧に器へ写し取りました。
「漆の器」は、食卓を彩る実用品でありながら、インテリアとしても楽しめる一品。
ゆかたの意匠特有の涼やかさや洒落感が日常に溶け込み、普段の食卓にさりげない上質感を添えます。
贈り物や海外の方へのお土産としても喜ばれそうなアイテムです☆
三勝謹製 漆の器 鯛中鯛
明治より三勝に受け継がれる吉祥柄「鯛中鯛」を、「金」と「銀」の蒔絵であしらいました。
一対で揃える、福を招く縁起皿です。
三勝謹製 漆の器 斧琴菊
三勝“良き事を聞く” にちなむ縁起柄、三勝オリジナルの意匠「斧琴菊」
三枚揃いで楽しむ蒔絵の吉祥皿です。
本社「三勝ゆかた博物館」一般公開

本社ビルには、三勝が長年大切に守ってきた、明治から令和にかけてのゆかたの型紙や資料を展示した、「三勝ゆかた博物館」が併設されています。
博物館では、職人が一刀一刀彫り上げた「伊勢型紙」の実物展示、注染染めの工程を紹介する映像や資料、戦火を逃れた明治・大正時代のゆかたなどが展示されます。
三勝専属職人であり長板中形の名匠として昭和に人間国宝に認定された清水幸太郎氏の作品も展示されており、その精緻さと芸術性は圧巻です!
展示会と合わせて訪れることで、ゆかたにおける長い時間とその奥深い世界をより一層感じられます。
観覧料:
【1階/型染もめんと伊勢型紙のギャラリー】観覧料無料
【地下1階/語り部のいる博物館】観覧料2,000円 (事前予約制・博物館限定手拭とご説明付)
開催概要(一般公開)
名称:三勝謹製「漆の器 金と銀」
会期:2025年11月10日(月)~28日(金) 14時~17時
休館日:土日祝
会場受付:東京都中央区日本橋人形町3-4-7 三勝株式会社 本社1階 三勝ゆかた博物館
展示会場:本社ビル正面「百年ギャラリー」
ゆかたの伝統的な意匠が、山田平安堂の技術により美しい「漆の器」として生まれ変わりました。
貴重な資料が揃う「三勝ゆかた博物館」とあわせて、日本の伝統工芸の粋と美意識を感じられる特別な機会です。
三勝株式会社の特別展示会「漆の器 金と銀」と「三勝ゆかた博物館」一般公開の紹介でした。