舌ブラシを製造するSHIKIENは、「オーラルフレイル」予防など口腔ケアに関する啓発活動を行っています。
今回は、2025年10月に全国の20代から70代までの在宅介護をしている方722名を対象に、介護における口腔ケアの現状について調査を実施しました。
調査の結果、歯磨き以外の「舌磨き」を「全くしていない」方が50.0%にのぼることが分かりました。
SHIKIEN「介護をしている方へ『口腔ケア』に関するアンケート」

超高齢化社会の日本において、在宅介護の課題は山積みです。
口腔ケアは、食べる、話すといった機能だけでなく、喜びを得るためにも重要な役割があります。
今回の調査は、在宅介護における口腔ケアの現状を明らかにするために実施されました。
調査時期:2025年10月
調査対象:日本国内で家族の介護を行っている人 合計722名(20代 120名、30代 121名、40代 120名、50代 121名、60以上~70代迄 240名)
調査方法:インターネット調査
Q1:あなたと介護対象者はどのような関係ですか?

介護対象者との関係は、「母親」が36.3%で最も多く、次に「父親」の20.5%でした。
「義理の母親」8.2%、「義理の父親」3.9%と続き、いわゆる両親の介護が68.9%と約7割を占めていることが分かります。
Q2:身体介助の中の「口腔ケア」(歯磨き)について

介護対象者の歯磨きについては、46.4%の方が「自分でできている」と回答しました。
「時々介助する」「必ず介助する」「訪問介護の方に任せる」は、それぞれ大きな差はない状況でした。
Q3:歯磨き以外の口腔ケア(舌磨き)について

最近専門家も習慣化を進めている“舌磨き”について尋ねたところ、「全くしていない」が50.0%という結果になりました。
「自分でしている」が15.5%、「時々介助して行っている」が9.1%、「必ず介助して行っている」が11.5%、「訪問介護の方に任せている」が12.2%で、何らかの形で舌磨きを定期的に行っている人(48.3%)と、しない人がほぼ同数に近いことが明らかになりました。
Q4:口腔ケアの目的を教えてください
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口腔ケアの目的として最も多かったのは、「歯や口の病気を予防」で39.8%でした。
次に「誤嚥性肺炎などの病気を予防」15.9%、「自分で食べる能力を維持」10.5%、「認知機能の低下を予防」9.7%と続きました。
Q5:口腔ケア用品は何を使用していますか ※複数回答可

使用している口腔ケア用品で最も多かったのは、「歯ブラシ」で63.7%でした。
次に「マウス・ウオッシュなど、口腔ケア用液」が21.6%、3番目は「舌ブラシ」の17.9%と続きました。
調査まとめ
今回の調査から、在宅介護における歯磨きは、介護を受けている方の約半数が自分で行うことができており、ある程度の自立が保たれていることがうかがえます。
一方で、「舌磨き」については、「まったくしていない」方が半数を占め、舌ケアがまだ十分に定着していない実態が浮かび上がりました。
舌の汚れ(舌苔)は口臭や誤嚥性肺炎のリスクにもつながるため、今後は「舌ケア」の大切さを伝えていくことが求められます。
使用用品では「舌ブラシ」が17.9%にとどまりましたが、歯磨き以外のケアへの関心も広がりつつあるようです☆
SHIKIEN 舌ブラシ「舌みがきスムーザーW-1 PREMIUM」

価格:各638円(税込)
販売場所:SHIKIENオンラインショップ(https://store.w-1-shikien.co.jp/)など
SHIKIENの舌ブラシ「舌みがきスムーザーW-1 PREMIUM」は、大人用の舌ブラシです。
特殊加工された極細ナイロン繊維が片面に約8,000本も植えられています。
フック形状の極細ナイロン繊維が舌乳頭の間にあらゆる角度で入り込み、舌苔を絡め取ります!
在宅介護において、誤嚥性肺炎などの予防のためにも重要な口腔ケア。
調査結果を参考に、歯ブラシだけでなく舌ブラシを使った「舌ケア」にも注目してみてください。
SHIKIENによる「介護をしている方へ『口腔ケア』に関するアンケート」調査結果の紹介でした。