ブランド評価コンサルティング会社Brand Financeが、日本のトップブランドを格付けする最新レポート「Japan 300 2025」を2025年10月15日に発表しました。
「トヨタ」が10年連続で最も価値あるブランドに輝いたほか、「セコム」が最も強いブランド、「野村総合研究所(NRI)」が最も成長したブランドに選ばれました。
Brand Finance「日本の最も価値あるブランドランキング Japan 300 2025」
レポート名:Japan 300 2025
発表日:2025年10月15日(水)
発表元:Brand Finance
Brand Financeの最新レポートによると、日本のトップ300ブランドの合計価値は前年より6%増加し、108兆円に達しました。
今年のランキングは、自動車、通信、保険分野のブランドが上位を占め、好調な業績と積極的なブランド投資を反映した結果となっています。
最も価値あるブランドランキング
「トヨタ」はブランド価値を前年比20%増の9.3兆円とし、10年連続で日本で最も価値あるブランドの座を維持しました。
好調な業績に加え、アジア主要市場における「品質」「革新性」「信頼性」といった点での高い評価が価値を押し上げています。
2位には「三菱グループ」(ブランド価値5.8兆円)、3位には「NTTグループ」(ブランド価値5.3兆円)がランクインしました。
最も強いブランドランキング
2025年の日本で最も強いブランドには「セコム」が選ばれ、ブランド強度指数(BSI)は100点満点中95.6、最高評価のAAA+を獲得しました。
日本初の警備サービス企業としての圧倒的な存在感と、長年にわたり築き上げてきた深い信頼が評価されました。
2位は飲料ブランドの「伊右衛門」、3位には警備会社の「ALSOK」が続きました。
最も成長したブランド
日本で最も成長したブランドは「野村総合研究所(NRI)」で、ブランド価値が前年から2倍の3,070億円となりました。
AI、デジタルトランスフォーメーション、サステナビリティといった分野でのリーダーシップが評価された結果です。
サステナビリティ評価とCEOランキング
「トヨタ」は最も価値あるブランドであると同時に、サステナビリティへの取り組みが評価されるブランド価値(サステナビリティ評価価値)でも首位を獲得しました。
また、優れたリーダーシップを発揮した経営者を評価するCEOランキングでは、日本生命の清水博氏(調査当時社長、現会長)が日本企業トップに選出されています。
今回のランキングは、日本の主要ブランドが伝統的な業界でも革新を通じて成長できることを示す結果となりました。
Brand Financeによる「日本の最も価値あるブランドランキング Japan 300 2025」の紹介でした。