芝浦工業大学にて、2025年10月5日に「第10回芝浦ビジネスモデルコンペティション(SBMC)」のファイナルステージが開催されました。
学生が社会課題の解決につながるビジネスモデルを提案するコンペティションで、今回も多彩なアイデアが発表されました!
芝浦工業大学「第10回芝浦ビジネスモデルコンペティション」開催レポート
イベント名:第10回芝浦ビジネスモデルコンペティション ファイナルステージ
開催日:2025年10月5日(日)
主催:芝浦工業大学
今回で10回目の開催を迎えた「芝浦ビジネスモデルコンペティション(SBMC)」。
学生や研究室が持つ技術シーズを社会に活かすアイデア創出を支援し、技術の社会実装を後押しする取り組みです。
『アイデアとテクノロジーでより良い社会に貢献しよう』というテーマのもと、今回は中高生や他大学の学生、社会人を含む48チーム、169人から応募がありました。
最終結果
厳正な審査の結果、各賞が決定しました。
【最優秀賞】
AIとの差別化に悩むクリエイターのための、作品の制作過程を販売できるアプリ
【優秀賞】
おうちの菌を可視化&最適化!『加菌』で除菌・抗菌の先へ~空気をコーディネート~
【優秀賞】
心環~断たれた循環を結び直す、自律神経の環~
最優秀賞:クリエイターの制作過程を販売するアプリ
最優秀賞を受賞したチーム「Lapsell」が提案したのは、生成AIの進化に脅威を感じるクリエイターのための新しい仕組みです。
作品そのものではなく「制作過程」というストーリーを販売することで、作品に新たな価値を生み出します。
このアプリでは、ファンがクリエイターの作品の制作過程を10分単位で購入可能。
ファンは支援した時間分の制作動画を視聴できるほか、「この作品のこの部分を支援した」というデジタル証明書(NFT)も付与されます。
将来クリエイターが有名になれば証明書の価値が高まる可能性もあり、急速に進化するAI技術によって生じた社会課題に着目し、クリエイターの創造性と価値を守るという独自性の高いアイデアが高く評価されました。
大学が持つ技術力と学生たちの柔軟な発想が融合し、社会をより良くする可能性を秘めたアイデアが数多く生まれたイベントでした。
芝浦工業大学で開催された「第10回芝浦ビジネスモデルコンペティション」の紹介でした。