株式会社エクソルが開発した「低反射(防眩)太陽光パネル」が、2025年度グッドデザイン賞を受賞しました。
従来の太陽光パネルと比べて光の反射を約90%低減し、都市部での普及促進につながる点が高く評価された製品を紹介します!
エクソル「低反射(防眩)太陽光パネル」
受賞名:2025年度グッドデザイン賞
製品名:低反射(防眩)太陽光パネル
開発企業:株式会社エクソル
2050年のカーボンニュートラル実現に向けて太陽光発電の導入が進む一方、パネルの反射光による眩しさが近隣への影響として課題になっていました。
こうした背景から、エクソルは反射光を大幅に低減し、都市環境にも調和する「低反射(防眩)太陽光パネル」を開発。
住宅密集地や店舗、工場など、これまで反射光の影響が懸念されていた場所や、景観への配慮が必要な地域でも設置しやすくなりました。
太陽光発電の新しいあり方として「地域との共生・共創」の実現を目指す取り組みです。
独自の防眩加工技術とフルブラックデザイン
「低反射(防眩)太陽光パネル」は、太陽光パネルの表面ガラスに独自の防眩加工技術「AG(アンチグリア)加工」を採用。
ガラス表面に微細な凹凸を形成して光を広く分散させ、反射光を従来製品に比べて約90%も低減することに成功しました。
さらに、パネルのフレームやバックシートなどの部材をすべて黒で統一した「フルブラックデザイン」により、屋根との一体感が生まれ、景観を損ないません。
グッドデザイン賞審査員の評価
今回の受賞では、従来の太陽光パネルが抱えていた「反射光の眩しさ」という課題を解決した技術力が高く評価されました。
審査員からは「都市部や住宅密集地で設置障壁となっていた問題を解決し、太陽光発電の普及を後押しする社会的意義を持つ」とコメント。
また、「北面屋根など従来は難しかった場所への設置可能性も広がり、景観性と機能性を両立させた新しいスタンダードを示している」との評価を受けています。
今後の展開
エクソルは今回のグッドデザイン賞受賞を機に、「低反射(防眩)太陽光パネル」をより多くの方に知ってもらうことを目指します。
近隣への配慮や景観を理由に設置を諦めていた方にも、改めて検討するきっかけを提供。
「眩しいのは未来だけでいい」という製品コピーが示すように、持続可能な社会の実現のため、引き続き太陽光発電の普及に尽力していくとのことです。
近隣トラブルを回避し、都市の景観にも美しく調和する「低反射(防眩)太陽光パネル」。
技術とデザインの力で、太陽光発電の可能性をさらに広げる製品です。
エクソルの「低反射(防眩)太陽光パネル」の紹介でした。