「谷の御所」としても知られ、歴代皇女が住職を務めた京都の尼門跡寺院「霊鑑寺」
2025年11月21日(金)から11月30日(日)までの期間限定で、「秋の特別拝観」が開催されます。
紅葉の赤と苔の緑のコントラストが美しい庭園や、狩野派の障壁画など皇室ゆかりの寺宝が特別に公開されます。
霊鑑寺 秋の特別拝観
後水尾天皇の皇女を開基として創建され、「鹿ケ谷比丘尼御所」とも呼ばれた格式高い霊鑑寺。
普段は非公開の寺院で、秋の紅葉が最も美しい時期に合わせて内部が公開されます。
秋の特別拝観 概要
拝観期間:2025年11月21日(金)~11月30日(日)
拝観時間:10:00~16:30 (最終入場 16:00)
拝観箇所:庭園・書院・本堂
拝観料:大人 800円、小学生 400円
※書院内部はガイドによる説明付きで拝観できます。
見どころ
春の椿のイメージが強い霊鑑寺ですが、秋には庭園奥にそびえ立つ京都最大級の「霊鑑寺楓」が出迎えてくれます。
回遊式庭園は、紅葉の赤と苔の緑のコントラストが息をのむほどの美しさです。
後西天皇の院御所から移築した書院の内部も公開。
「四季花鳥図」など狩野派の作と伝わる華麗な障壁画や、御所人形、貝あわせといった皇室ゆかりの寺宝の数々を見ることができます。
また、江戸幕府十一代将軍・徳川家斉が寄進した本堂も公開され、安置されている如意輪観音像を拝観できます。
アクセス情報
所在地:京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町12
アクセス:市バス5系統「真如堂前」または「錦林車庫前」下車 徒歩約7分
普段は静寂に包まれている格式高い尼門跡寺院で、紅葉が最も美しい時期にだけ許される特別な時間。
皇室ゆかりの貴重な文化財や見事な庭園を、心静かに鑑賞できるまたとない機会です。
京都「霊鑑寺」で開催される秋の特別拝観の紹介でした。