芝浦工業大学は、女子学生の増加に伴う教育・研究環境整備の一環として、2025年8月から豊洲・大宮の両キャンパスの女子トイレに生理用ナプキンを設置し、無償で提供を開始しました。
大学が掲げるSDGs宣言の理念に基づき、誰もが安心して過ごせる環境を目指し、キャンパス内の環境整備を推進する取り組みです。
女子学生が登校時の急な生理や手持ちの生理用品の不足などに不安を感じることなく、安心して大学生活を送れるようサポートします。
芝浦工業大学 女子トイレに生理用ナプキンを無償設置
DE&Iの実現へ、女子学生が安心して学べる環境づくり
芝浦工業大学は、DE&I(多様性・公正性・包摂性)の観点から、多様なメンバーがそれぞれ尊重され、力を発揮できる大学になることを目指しています。
その一環で、女子理工系人材の育成も全学的に推進しており、2025年4月の学部入学者に占める女子学生の割合は27.8%と、過去最高を記録しました。
今回の生理用品無償提供は、こうした女子学生の増加を受け、より安心して学業に専念できる環境を整えるための取り組みです。
女子学生比率30%以上を目指して
芝浦工業大学は、多様性が新たなイノベーションを生み出す原動力になるという考えのもと、ジェンダーギャップの解消に積極的に取り組んでいます。
創立100周年を迎える2027年には、女子学生比率30%以上という具体的な目標を掲げており、今後も女子学生の進学を後押しし、未来のイノベーションを牽引する人材育成と環境づくりを推進していくとしています。
設置場所
【大宮キャンパス】
2号館、5号館、6号館
【豊洲キャンパス】
教室棟3階・4階、本部棟4階
理工系大学における女子学生比率の向上という課題に対し、具体的な環境整備で応える芝浦工業大学の先進的な取り組み。
未来のイノベーションを担う人材育成への強い意志が感じられます。
芝浦工業大学による生理用ナプキン無償提供の取り組みの紹介でした。