熊本地震を機に立ち上がったNPO法人有明支縁会は、全国の被災地支援などの活動を通じて見えてきた「学校に行けない子どもたちや外国にルーツを持つ子どもたちの孤立」という課題に応えるため、「オンライン学習・メタバース型フリースクール」を開始しました。
ICT教育を活用し、不登校の子どもたちに新しい居場所と学びの機会を提供します。
「学校に行けないからといって、学ぶ権利まで奪われていいはずがない」という強い想いから生まれた、新しい形の支援です。
NPO法人有明支縁会「オンライン学習・メタバース型フリースクール」
病気や不登校、コロナ後遺症などで学校に通えず、学びの機会を失い自宅で孤立する子どもたちを支えるため、本格的なオンライン支援がスタート。
多様な背景を持つ子どもたち一人ひとりに寄り添った学びをサポートします。
オンライン学習で「出席扱い制度」を後押し
オンライン学習の履歴を学校と共有することで、文部科学省が認める「出席扱い」として認められる制度の活用を支援します。
NPO法人有明支縁会は、ICT教育を活用した不登校支援や出席扱い制度の拡充を求める陳情を行うなど、子どもたちが学びやすい環境づくりに積極的に取り組んでいます。
メタバース空間で「つながる居場所」を提供
自宅にいながら、同世代の仲間とつながりながら学べるメタバース空間が提供されます。
子どもたちが安心して過ごせる「もうひとつの教室」として、孤立を防ぎ、社会とのつながりを育むことを目指します。
多文化背景の子どもたちへの日本語学習支援
外国にルーツを持ち、日本語指導が必要な子どもたちに向けて、日本語学習ICT教材を活用した支援も実施。
日本語を学びながら通常の学習も行えるようサポートし、学校や地域社会へのスムーズな適応を手助けします。
ICT技術を活用し、不登校や言語の壁といった課題に直面する子どもたち一人ひとりに寄り添う、新しい時代のフリースクール。
現在、この取り組みに関心のある学校・教育委員会や、利用を希望する子どもたちを募集中です。
NPO法人有明支縁会が提供する「オンライン学習・メタバース型フリースクール」の紹介でした。