東急イーライフデザインは、台湾の大手金融グループである中國信託フィナンシャルホールディング傘下の中國信託樂活股分有限公司と、台湾における中國信託樂活によるシニア向け住宅事業の新規立ち上げに向けたコンサルティング実施のために業務委託契約を締結しました。
東急イーライフデザイン
本契約は、2025年5月に中國信託樂活の親会社である台湾人寿保険股分有限公司(本社:台北市、董事長:許舒博、以下「台湾人寿」)と締結した基本合意を基盤としており、同社は2025年8月に新設された中國信託樂活へシニア向け住宅事業の基礎的ノウハウを提供します。
■本契約に至る背景
台湾は2020年に高齢化社会となり、2025年には超高齢社会※へと移行するとされています(出典:台湾国家発展委員会「最新2022至2070年人口推估報告」2022年)。
日本では高齢化社会から超高齢社会への移行に約10年を要しましたが、台湾では約5年で移行するなど、高齢化が著しく進んでいます。
台湾ではシニア向け住宅の供給が限定的で、急速に高まる需要に十分対応できていないのが現状です。
今後、同市場の拡大が見込まれる中、台湾人寿はシニア向け住宅事業への参入を検討しており、先進的な日本の知見を台湾での開発に活用したいという要望がありました。
こうした背景から、同社がシニア向け住宅の運営を強みとしていること、そして20年以上にわたる運営実績を有している点が高く評価され、本契約締結に至りました。
※台湾国家発展委員会は、総人口に占める高齢人口(65歳以上)の割合が20%を超えた状態を「超高齢社会」と定義しています。