双日テックイノベーションは、業務プロセス管理プラットフォーム「Natic BPM Suite」を大幅に機能拡張し、業務の変化にも柔軟かつ迅速に対応できる「バックオフィスDXソリューション」の提供を開始しました。
双日テックイノベーション「バックオフィスDXソリューション」
双日テックイノベーションは、業務プロセス管理プラットフォーム「Natic BPM Suite」を大幅に機能拡張し、業務の変化にも柔軟かつ迅速に対応できる「バックオフィスDXソリューション」の提供を開始。
多くの企業が抱えるバックオフィス業務の課題として、経理・人事・総務・購買などの部門での日常業務がExcelやメールに依存し、手作業での処理や情報の属人化が挙げられます。
また、ERPなどの基幹システムは、カスタマイズに多大な時間と費用を要することから、システムの改善を断念せざるを得ないケースも少なくありません。
これらの課題は経営層からも把握が困難であり、企業における本質的なDX推進の障壁となっています。
「Natic BPM Suite」では、このような可視化されづらい業務の非効率性を明確化・標準化することで、現場の業務効率を抜本的に改善することを実現します。
■「Natic BPM Suite」について
Natic BPM Suiteは、企業の基幹システムと密接に連携し、複雑な業務プロセスの構築・自動化を実現する統合プラットフォームです。
イメージワークフロー、ルールベースエンジン、AI-OCR連携など、高度な機能を備え、特に金融業界において多数の導入実績を誇ります。
今回のバージョンアップにより、その高い機能性を維持しながら、より幅広い業種での利用と簡易な業務への適用を可能にし、業界を問わず活用できるバックオフィス向けプラットフォームとして進化を遂げました。
今回のバージョンアップでは、新たに複数部門や拠点での導入・運用を可能にするマルチテナント機能を搭載し、ユーザーインターフェースも刷新してユーザーの利便性・操作性を向上。
ローコード/ノーコード開発機能を拡充し、これまでシステム化を諦めていた独自業務やERP周辺の業務にも適用が可能となり、より広範な業務で企業のDX推進を加速します。
■「バックオフィスDXソリューション」の特長
「バックオフィスDXソリューション」は、Natic BPM Suiteの高度な業務プロセス管理機能とローコード開発機能を統合し、企業の基幹システム(ERP)からその周辺業務まで、包括的なデジタル化を実現します。
これにより、複雑な業務要件から簡易な機能まで、幅広い業務領域での適用が可能となりました。
申請・承認業務の共通基盤となるワークフロー機能に加え、ERPとシームレスに連携した機能や周辺システム、さらに、各部門で個別運用されていた台帳管理、稟議処理、報告書作成などのExcelベースの業務も、単一のプラットフォームで一元管理できます。
同社は国産ERPのGRANDITを取り扱っており、ERPと本ソリューションのワンストップ提供も実現しています。
バックオフィスDXソリューションにおける業務システムのAs-Is/To-Be
■本ソリューションがもたらす3つの価値
【1】業務プロセスの標準化と一元管理による効率化を実現
各部門・担当者間での業務プロセスを標準化し、従来のExcelやメールベースの申請・報告業務をシステムで一元管理することが可能となります。
これにより、業務の品質向上とスピードアップを実現し、業務引き継ぎの効率化も図ることが可能です。
【2】ビジネス環境の変化に即応できる柔軟な開発環境を提供
ノーコード/ローコード開発環境の実装により、システムの画面や業務フローの変更に迅速に対応することが可能です。
現場の業務担当者自身による改善施策の実施も可能とし、継続的な業務改善を実現します。
【3】モダンアーキテクチャによる次世代IT環境の実現
高速処理が可能なアーキテクチャーの採用により大量処理への対応が可能であり、柔軟な拡張性を保有しています。
また、マルチテナント/マルチ業務対応により、企業グループ全体の階層構造を包括的にカバーします。
操作性においてもユーザーレスポンスが速く、インタラクティブで(モバイル)アプリのような直観的な操作感を提供します。
■主な活用シーン
・レガシーな電子決裁システムのモダナイゼーションと、周辺システムの効率的な刷新の実現
・監査業務における各種チェックリストのデジタル化と、運用状況の一元管理による透明性の向上
・従来の手作業による社内格付業務を、Webベースのシステムとして自動化し、大幅な業務効率化を実現
・既存ERPシステムの画面や機能を効率的に分離し、柔軟な運用環境を構築
・ERPと他システム間のシームレスなデータ連携により、業務プロセスを最適化
・ERPデータの入力統制および品質管理を自動化し、業務精度を向上
・Accessベースの業務システムを、最新のプラットフォームへスムーズに移行