地域内の交流や住民活動の活気を再び取り戻す!東京工芸大学工学部「高経年集合住宅団地の新たな価値づくりの提案を行うプロジェクト授業」

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東京工芸大学工学部は、近年社会課題となっている高経年集合住宅団地の新たな価値づくりの提案を行うプロジェクト授業を2026年4月にスタートさせます。

 

東京工芸大学工学部「高経年集合住宅団地の新たな価値づくりの提案を行うプロジェクト授業」

 

過去に行われた神奈川県厚木市緑ヶ丘団地での活動の様子(プレプロジェクト)撮影:都筑写真事務所

 

東京工芸大学工学部は、近年社会課題となっている高経年集合住宅団地の新たな価値づくりの提案を行うプロジェクト授業を2026年4月にスタート。

これは2026年度から始まるハイブリッドな学びのスタイル「つうおん(通学+オンデマンド授業)」に対応した授業として開講されます。

このプロジェクト授業「高経年集合住宅団地の新たな価値づくりの提案(仮)」(以下、本プロジェクト)は、1960年代の高度経済成長期に開発された緑ヶ丘団地(神奈川県厚木市)を舞台に、住民の高齢化や空き家の増加、ライフスタイルの変化により減少している地域内の交流や住民活動の活気を再び取り戻すことを目指すものです。

履修対象は、2・3年次。

工学部工学科建築学系建築コースで住まいまちづくりの研究を行う森田芳朗教授や建築設計が専門の田村裕希教授らの指導の下、団地所有者である神奈川県住宅供給公社と2018年に締結した連携協定に基づき、団地の空間や暮らしの価値を再発見し、それらを伸ばしていくための制作やコミュニティ活動に取り組みます。

学生たちは、団地でのフィールドワークを行い、考え、地域住民との対話を繰り返しながら、答えのない問題を解決に導いていくための自主性や柔軟性、社会性、創造力を養います。

まさに「生きた授業」です。

このプロジェクト授業は、1週間の授業日数5日間を「面接(対面)授業を実施する曜日(週3日)」と「研究・課外活動とオンデマンド型の遠隔授業を実施する曜日(週2日)」とした、2026年度に始まるハイブリッドな学びのスタイル「つうおん(通学+オンデマンド授業)」に組み込まれる授業です。

プロジェクト授業は「つうおん」の特長である「研究・課外活動とオンデマンド型の遠隔授業を実施する曜日(週2日)」が導入されることで、自身の時間割に組みこむことが可能になりました。

「高経年集合住宅団地の新たな価値づくりの提案(仮)」は、2026年度に始まるプロジェクト授業の一つで、本プロジェクトを含めて全部で5科目が新たにスタートする予定です。

■「高経年集合住宅団地の新たな価値づくりの提案(仮)」

・配当年次:2年次生以上(1年次も参画は可能)

・活動期間:前期・後期

・単位数 :1単位

・連携学外団体等(予定):神奈川県住宅供給公社、地域住民など

<プロジェクト内容>

神奈川県厚木市緑ヶ丘団地を舞台に、住民の高齢化や空き家の増加、ライフスタイルの変化により減少している地域内の交流や住民活動の活気を再び取り戻すことを目指し、以下のうち関心のある活動に参加し、チームのメンバーと協働しながら1年かけてプロジェクトを進める。

(例)

・団地集会所の「地域の身近な居場所」としてのつくり込み

・孤立しがちな高齢者が地域とつながるコミュニティキッチンの活用

・地域住民と育てるコミュニティガーデンクラブの運営

・団地の豊かなオープンスペースを地域に開き交流機会を生み出すためのリノベーション計画

・その他、プロジェクト履修者による自主企画

本学は1923年財団法人小西写真専門学校として誕生し、2023年、創立100周年を迎えました。

東京工芸大学は、テクノロジー(工学)とアート(メディア芸術)を融合し、これからも未来に向けてさらに挑戦していきます。

「つうおん」に関する詳細は、本学工学部受験生サイトや6月から9月まで毎月行われるオープンキャンパス、キャンパス見学などで、直接知ることができます。

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