『eラーニングシステム』未導入の理由は 『導入コストが高い』が42.0%との結果!デージーネット『社内研修のIT化 利用ツール』に関するアンケート

投稿日:

デージーネットは、2025年4月23日~2025年4月25日に、東京ビッグサイトで開催されたJapan DX Week 春にて実施した『社内研修のIT化 利用ツール』に関するアンケートの統計結果を公表します。

 

デージーネット『社内研修のIT化 利用ツール』に関するアンケート

 

デージーネットは、2025年4月23日~2025年4月25日に、東京ビッグサイトで開催されたJapan DX Week 春にて実施した『社内研修のIT化 利用ツール』に関するアンケートの統計結果を公表。

2024年4月にデージーネットで実施した『研修のIT化』に関するアンケートの統計結果では、社内研修で利用しているシステムの中では『eラーニングシステム』が最も多く、47.8%の企業が利用していることがわかりました。

また、システムを利用していない企業のうち、35.6%の企業が『システム導入のコストが高い』という理由で導入していないことがわかりました。

そこで、2024年に引き続き『研修のIT化』の状況に変化があったのかを調査すべく、ツールの利用状況や研修IT化の取り組み状況についてアンケートを実施しました。

■『社内研修のIT化 利用ツール』に関する結果 サマリー

<社内研修での利用システム>

社内研修で利用しているシステムの中では、『eラーニングシステム』が41.3%と最も多く利用されていることがわかりました。

この割合は2024年と比較して大きな差は見られませんでした。

<現在関心のあるシステム>

現在関心のあるシステムは、『ノーコード・ローコード』、『BIツール』に次いで『eラーニングシステム』が3番目に多く、その割合は2024年と比較して7.2%増加していることがわかりました。

<システムを利用していない理由>

システムを利用していない理由として最も多かったのは、『システム導入のコストが高い』の42%で、2024年と比較して6.4%増加していることがわかりました。

また、2番目に多い理由である『ITリテラシー不足』と、1位の『システム導入のコストが高い』との差は、1.4%から28%に広がっていることがわかりました。

<考察>

前年と変わらず『eラーニングシステム』を社内研修に利用している企業が多く、また『eラーニングシステム』に対する関心は前年より高まっていることがわかりました。

しかし、導入コストが高いという理由でシステムを導入していない企業が前年より増加し、コストの問題がより障壁になっていることが今回の結果からわかりました。

■研修のIT化調査概要

調査期間:2025年4月23日(水)~2025年4月25日(金)

調査方法:Japan DX Week 春での会場調査

調査対象:同社ブースへ来ていただいた企業担当者

実施数 :112名

■アンケート調査結果詳細

1. 社内の研修にはどのようなシステムを利用していますか?(※複数回答可)

【全体】

・41.3%の企業が『eラーニングシステム』と回答

・次いで21.2%の企業が『ウェビナー/Web会議システム』と回答

・次いで20.2%の企業が『システムを利用していない』と回答

・2024年との比較では差がほとんどない

社内の研修にはどのようなシステムを利用していますか

社内の研修にはどのようなシステムを利用していますか

2.現在関心のあるシステムはどれですか?(※複数回答可)

【全体】

・33.0%の企業が『ノーコード・ローコード』と回答

・次いで25.0%の企業が『BIツール』と回答

・次いで24.1%の企業が『eラーニング』と回答

現在関心のあるシステムはどれですか(全体)

現在関心のあるシステムはどれですか(全体)

・2024年と比較して『eラーニング』が7.2%増加

現在関心のあるシステムはどれですか(eラーニング)

現在関心のあるシステムはどれですか(eラーニング)

3. システムを利用していない理由はありますか?(※複数回答可)

【全体】

・42.0%の企業が『システム導入のコストが高い』と回答

・次いで14.0%の企業が『ITリテラシー不足』と回答

・同じく14.0%の企業が『受講環境が整っていない』と回答

・2024年と比較して、『システム導入のコストが高い』と『ITリテラシー不足』の差が1.4%から28%に増加

システムを利用していない理由はありますか

システムを利用していない理由はありますか

■考察

本調査の結果から、社内研修に利用しているシステムは、2024年とほぼ変わらない割合でeラーニングシステムが最も多く、導入後もeラーニングシステムを利用し続けている企業が多いことがわかりました。

さらに、現在関心があるシステムとしては、前年と比較してeラーニングシステムへの関心が16.9%から24.1%へと大きく増加しており、デジタル教育への期待やニーズがより高まっていることがうかがえます。

特に働き方改革やリモート研修の定着により、自己学習や社内教育の手段としてeラーニングの有効性が再認識されている可能性が考えられます。

一方で、『導入コストが高い』といった理由でシステムを導入していない企業は、前年と比較して35.6%から42%に増加しており、依然としてコスト面の課題が導入の障壁となっていることがわかりました。

また、2番目に多い理由である『ITリテラシー不足』は2年間で順位に変化はないものの、1位の『導入コストが高い』との差が1.4%から28%に大きく広がっており、コストの問題がより顕在化していることを示しています。

これは、物価上昇や中小企業のIT予算の制限といった外部環境の影響も1つの要因として考えられます。

そのため今後は、低コストで導入可能なeラーニングシステムが求められると考えられます。

■デージーネットがおすすめするeラーニングシステム

デージーネットでは、研修のIT化を推進するシステムの一つとして『LearNET』というeラーニングシステムをおすすめしています。

『LearNET』は、デージーネットがオープンソースソフトウェア(※1)(以下、OSS)を組み合わせたeラーニングシステムで、ライセンス費用をかけずに利用することができます。

そのため、ランニングコストを抑えてeラーニングシステムの導入を実現可能です。

さらに、オンプレミス環境にシステムを構築できるため、研修で扱う社内の機密情報も安心して保管することができます。

『LearNET』では、講師が受講者の受講状況を管理でき、受講者は研修をシステム内で受講することができます。

『LearNET』とウェビナーシステムを連携させることで、リアルタイムで研修を開催することも可能です。

また、『LearNET』で利用しているOSSの『Canvas LMS』(学習管理システム)や『AVideo』(動画配信/動画管理システム)は、単体でもeラーニングシステムに活用することができます。

 

■デージーネットのサービス

1. システムの構築

デージーネットでは、OSSを利用したシステムの提案・構築サービスを提供しています。

デージーネットで利用しているOSSは多岐にわたり、お客様に合ったOSSでシステム構築を行うことが可能です。

2. 導入後支援サービス

デージーネットでシステムを構築した場合、OpenSmartAssistanceという導入後サポートを提供しています。

継続してシステム管理のサポートを行うサービスで、以下のようなサポートがあります。

・Q&A

・セキュリティ情報提供

・点検とチューニング

・障害調査、障害回避

・障害時オンサイト対応

・障害時システム再構築

・運用サービス

・ソフトウェアのアップデート

■用語注釈

(※1)オープンソースソフトウェア(略称:OSS)とは、無償で利用でき、ソースコードが公開されているソフトウェアを指します。

Copyright© Dtimes , 2025 All Rights Reserved.