アトレは、社員の能力開発と組織全体の生産性向上を目的に、2025年4月1日よりGoogleの生成AI「Gemini」を全社的に導入し、社員に寄り添う独自のAI活用戦略「AIメンター」を開始しました。
アトレ 全社員に寄り添う「AIメンター」戦略
アトレは、社員の能力開発と組織全体の生産性向上を目的に、2025年4月1日よりGoogleの生成AI「Gemini」を全社的に導入し、社員に寄り添う独自のAI活用戦略「AIメンター」を開始。
導入から約2ヶ月半で、全社員(パート・契約社員含む)の利用率(※1)は82%を超え、エキスパート人材(※2)も4人に1人を超えるなど、AIが日々の業務に欠かせないパートナーとして定着し始めています。
(2025年6月16日時点)
※1 利用率:直近28日間に1回以上Geminiを利用した社員の割合(対象:パート・契約社員含む全社員)。
※2 エキスパート人材:直近28日間の利用実績に基づき算出される同社独自の習熟度レベル(全10段階)において、レベル6以上と認定された社員。
■単なるツールではない、社員に寄り添う「AIメンター」とは
アトレが目指すAIとの関係性は、まさに「伴走者」です。
「AIメンター」戦略とは、AIを、日々の業務効率化を担う「サポーター」であり、社員一人ひとりの新たな挑戦と創造性を引き出す「メンター」でもあると位置づけ、AIとの対話を通じて社員の挑戦を後押しし、創造的な思考に集中できる時間を創出するものです。
アトレは「AI×社員」という新しい経営資源を最大限に活用し、組織全体の生産性向上と、持続的な成長を目指します。
■利用率82%超を実現した、アトレ独自のAI育成の仕組み
「AIをうまく使いこなせるか不安」といった社員の声に寄り添い、全社でAI活用を進めるため、同社独自のサポート体制を築いています。
(1)ゲーミフィケーションで成長を可視化
社員の活用状況やスキル向上を、独自の「Geminiステータスボード」で可視化。
全10段階の習熟度レベルを設けるなどゲーミフィケーション要素を取り入れ、社員が楽しみながら学ぶ意欲を高めると同時に、社員同士が教え合い、支え合う文化の醸成を目指しています。
結果として、レベル6以上の「エキスパート」認定社員が4人に1人以上に達するなど、積極的な活用が進んでいます。
こうした社員一人ひとりの成長を、今後はマネジメント層がさらに後押しし、チーム全体の能力向上につなげるための機能も強化していく計画です。
(2)アイデアを出し合い、カタチにする場
ソフトバンク株式会社の協力のもと、現場の課題解決に直結するアイデアを議論する「Gemini活用アイデアソン」や、自分専用のAIアシスタントを作る「Gem(※3)作成ワークショップ」などを開催。
加えて、部署や役職を超えて活用法を共有するオンライン社内勉強会も毎週開催し、組織全体のスキルアップにつなげています。
※3 Gem:Geminiアプリ内で、特定のタスクや目的に特化してカスタマイズされたGeminiのこと。
アイデアソンでの議論風景
Gem作成ワークショップ
Geminiステータスボード