キャットバンクは、2025年4月より「猫を保護できなければ全額返金保証」を掲げた捜索サービスを全国で本格展開しました。
キャットバンク「3日間猫捜索サービス」
料金 : 128,000円(税込)+別途交通費
内容 : 捜索員1名による現地24時間(3日間・1日8時間)の捜索活動
キャットバンクは、2025年4月より「猫を保護できなければ全額返金保証」を掲げた捜索サービスを全国で本格展開。
近年、猫をめぐる市場規模は2兆9,000億円にのぼり、「ネコノミクス」とも称される社会現象を生んでいます。
猫は癒しの存在として人々の心をとらえ、SNSやメディアでも頻繁に取り上げられる存在となりました。
一方で、その人気に便乗した詐欺や不法行為も全国で増加しており、猫の保護活動に深刻な支障をもたらしています。
■「詐欺かもしれない」と迷う飼い主が、猫の命を危険にさらす現実
キャットバンクは、2023年の設立以来、1,500件以上の捜索依頼を受け、そのうち1,300匹以上の猫を飼い主のもとへ戻してきました(保護・解決率80%以上)。
【実際の捜索活動内容】
・3日間・計24時間(1日8時間)、捜索員1名による現地調査
・チラシ配布、近隣住民への聞き込み、赤外線カメラおよび捕獲器の設置
・飼い主への活動報告と、Google口コミ300件以上の信頼実績
しかし近年、「猫探偵」という聞き慣れないサービスに対する警戒感から、正当な業者への依頼をためらうケースが増加しています。
猫捜索の開始が1日遅れるだけで保護の難易度が大きく変わり、結果として猫の命が危険にさらされるケースも報告されています。
■全額返金保証で「信頼の可視化」を図る
こうした背景を受け、キャットバンクは2025年4月より業界初となる「全額返金保証制度」を導入しました。
これは、猫の保護に至らなかった場合、基本捜索料金(128,000円)を全額返金する制度です。
この制度は、依頼者の経済的・心理的負担を軽減し、迷いや不安が原因で行動が遅れることを防ぐとともに、「命を守るために必要な信頼関係の構築」を目的としています。
■動物福祉・地域防災の視点から考える猫の保護
猫の行方不明は、単なる家庭内の問題にとどまらず、地域の交通事故、騒音、衛生環境の悪化などにつながることもあります。
とりわけ高齢者世帯や都市部の密集地域では、地域全体の防災・保健の観点からも、迅速な保護対応が求められます。