Rampsは、2025年春~夏に開業を予定していた宿泊施設のオープン時期を早くとも2026年以降へ延期することを決定しました。
Ramps
Rampsは、2025年春~夏に開業を予定していた宿泊施設のオープン時期を早くとも2026年以降へ延期することを決定。
この施設は、その土地ならではの暮らしをその土地の方々と体験できる宿泊施設として、北海道東川町にて2025年春から夏の開業を目指し計画を進めてまいりました。
しかしながら、昨今の社会情勢や北海道独自の事情が重なり、建設スケジュールが大幅に遅れる見込みとなりました。
<開業延期の理由>
●建設費の高騰
・鉄鋼や木材など建材価格の上昇に加え、人件費も全国的に高止まりしており、当初の予算を大きく超える見通しとなっています。
・円安の影響により、輸入建材のコスト上昇も著しく、予算面での再調整が必要になりました。
●北海道特有の建設業界の逼迫
・北海道では、半導体関連工場の進出や新幹線延伸工事などが相次ぎ、大規模案件が集中しているため、設計・施工各社ともに余力がない状況です。
・必要な資材や人材の確保が思うように進まず、工期が不透明となっています。
●外資系企業による不動産開発の加速
・ニセコや富良野など人気リゾート地を中心に、海外資本の積極的な投資が増加しています。
・これにより、地域の施工能力や資材調達がさらに逼迫し、プロジェクト全体の進行に影響を及ぼしています。
<遅延への対応策>
●宿泊施設の規模・仕様の変更
従来構想していた施設のコンセプトを保ちつつも、建設費や工期を最適化するため規模や設備の再検討を進めています。
●構造の見直しによるコストダウン
建物の構造を根本的に見直すことで、建設費を圧縮し、安全性と快適性を担保しながら、可能な限りコスト削減を図っています。
<今後の見通し>
当初予定の2025年春〜夏からの大幅な遅延は避けられず、現段階では少なくとも2026年以降の開業を目指す見込みとなっています。
今後、具体的な建設スケジュールや施設概要が確定しましたら、改めてプレスリリースや同社WEBサイト等を通じて詳細を発表しました。
■Ramps株式会社の変わらぬ企業意志と先行事業
Ramps株式会社は、「日本各地に宿る本質的な暮らしを、都会を含むあらゆるエリアの人に体験して欲しい」という想いを掲げています。
また、気軽に地域へ移動し、気軽にコミュニティへ入っていける仕組みを提供し続けることで、人と地域との新たな関係を築くことを目指しています。
●地域体験コンテンツ「ensembles」
「もっと暮らす」というスローガンのもと、地域住民との交流や暮らし体験を提供する先行事業「ensembles」は既に開発、サービスを開始しています。
これまで多くの方々がご参加、好評をいただいています。
●宿泊予約管理システム「tomarin」
宿泊予約やチェックイン手続きを簡易化するシステム「tomarin」を開発しました。
既存施設にテスト提供し始めており、追って、サービス提供正式開始のプレスリリースを近日中に行う予定です。
今後の施設開業においては、地元の息遣いが感じられるような場所を目指します。
人と人が出会い、語らい、偶発的な体験が生まれるような、これまでの宿泊施設とは違う、謂わば新たなカテゴリーの宿へ。
その土地の日常に寄り添い、来訪者が思わず「ただいま」と言いたくなるような居場所を完成させます。
それが私たちRampsの“人に本来の暮らしを”という想いを、宿という形で目に見えるものにすることになるのです。