板蔵ファクトリーは、岐阜県内の木工教育機関「岐阜県立森林文化アカデミー」「森林たくみ塾」「飛騨職人学舎」の3校と連携して、学生に対して学校の枠を超えた特別合同授業を開催します。
板蔵ファクトリー「学校・企業連携プロジェクト2025」
板蔵ファクトリーは、岐阜県内の木工教育機関「岐阜県立森林文化アカデミー」「森林たくみ塾」「飛騨職人学舎」の3校と連携して、学生に対して学校の枠を超えた特別合同授業を開催。
また、学生が主体となってSDGs商品開発をするプロジェクトを2025年5月17日より始動させます。
【学校・企業連携プロジェクト2025 概要】
プロジェクト実施期間:5月17日(土)~7月26日(土)
プロジェクトの目的 :全国有数の森林資源と木工技術を誇る岐阜県にて、
プロジェクトを通じて作り手の技術を
さらに高めるとともに、地域材を生かした
新たな商品を生み出すこと
参加団体 :板蔵ファクトリー株式会社
岐阜県立森林文化アカデミー(岐阜県立の専修学校)
森林たくみ塾(株式会社たくみ塾
(オークヴィレッジ株式会社のグループ会社))が
運営する教育機関)
飛騨職人学舎(飛騨産業株式会社が運営する教育機関)
開発テーマ :「テーブルの脚」
貴重な木目や美しい照りなどを持つ一枚板が注目されることの多いテーブルですが、脚は平凡なデザインのものが多いのが現状です。
そのため、ユニークな脚でより商品価値を高めたいというニーズが企業側にあります。
学生たちにとっても、美しいデザインを考案すること、強度を確保すること、地域材を活かすこと、企業のニーズに応えることなど、様々な学びの要素があります。
このプロジェクトでは、「岐阜県立森林文化アカデミー」「森林たくみ塾」「飛騨職人学舎」の3校で学校横断型のチームを組み、「板蔵ファクトリー」が提案する課題に挑戦します。
課題の詳細は以下の通りです。
プロジェクト名:木工から考える豊かな森と人づくりプロジェクト
【一枚板などの天板の「テーブル脚」の商品開発】
下記の、企業が商品開発をするときに検討課題となるさまざまな点を、先生の指導のもとチームの仲間とともにクリアしながら、商品開発企画を立案してください。
● 岐阜県産材の活用を念頭に置いた素材選定
● 売れ筋金額から逆算した製造予算
● 機能性をも内包したデザイン性
● 予算内に収め、短時間で作り上げるための製造方法
※企画の評価は、学校、行政、民間からの審査員が選定するコンペ形式で行います。
※優秀な作品は、板蔵ファクトリーによる商品化が検討されます。
期間中に各校にて1泊2日の合宿を3回実施し、その間にデザインの構想から製作、審査、そして結果発表までを行います。
「学生間の交流」「企業との連携」「学生の職業体験」を考える県内3校と、「環境課題への取り組み」「県産材の活用」「次世代の技術者育成」を考える企業が連携したことで、このプロジェクトが実現しました。
授業でありながら実戦さながらの商品開発に挑むなかで、学生たちには数々のドラマが生まれ、記憶に残る経験となります。
さらに、未来の木材産業を担う人材を育成する絶好の機会となることを目指しています。
昨年開催した第1回プロジェクトでは、提案されたテーブル脚のうち2作品がデザイン原案として採用され、実際に商品化されました。
<デザインを練り、試作品を製作する学生たち>
第1回プロジェクト 制作風景(1)
第1回プロジェクト 制作風景(2)
<1位になった「小木の良さを活かした脚」と、実際に商品化された脚>
小木の良さを活かした脚
商品化された脚
<2位になった「足で触れる脚」と、実際に商品化された脚>
足で触れる脚
商品化された脚