イマジネーションあふれるユニークな“もしも”の世界を描き、数々の感動的な物語を贈り届けてきたディズニー&ピクサー。
そんなディズニー&ピクサーが贈る『トイ・ストーリー』から『マイ・エレメント』までの全27作品から名曲を収録したアルバム『ピクサー・ベスト』が登場!
「君はともだち」「君がいないと」「リメンバー・ミー」など27曲を収録したまさに決定版となる1枚です。
今回、『ピクサー・ベスト』アルバム応援隊長のハナコ 秋山寛貴さんにインタビューを実施。
ピクサー作品の魅力についてたっぷりお話を伺いました!
『ピクサー・ベスト』アルバム応援隊長 ハナコ 秋山寛貴さんにインタビュー
ーー『ピクサー・ベスト』アルバム応援隊長の就任、おめでとうございます。秋山さんはピクサー映画の大ファンときいています。
ハナコ 秋山寛貴さん:
はい、めちゃくちゃ嬉しいですね。本当に驚きでした。
ずっとただただピクサーの大ファンで、新作待ちをしているというだけだったんですけど、もう最高の出来事です。
『インサイド・ヘッド』でいうところの、金ピカの「特別な思い出ボール」です!
ーー 『ピクサー・ベスト』には全27作品の楽曲を収録しています。
ハナコ 秋山寛貴さん:
『ピクサー・ベスト』アルバム応援隊長のお話をいただいて、改めて作品を見返したんですけど、ピクサー映画は作品毎に新しい挑戦が見えるのが魅力だと思っています。
また、子供の頃に見た作品でも、大人になって見返すと、感じるものが違ったりしますね。
ーー 秋山さんが特に思い入れのあるピクサー作品についてお話を聞かせてください。
カールじいさんの空飛ぶ家
ハナコ 秋山寛貴さん:
『カールじいさんの空飛ぶ家』は、特に冒頭が本当に素晴らしい。
主人公はカール・フレドリクセンという癖のあるおじいちゃん。
奥さんのエリーとの幼少期の出会いから始まって、2人とも冒険好きで意気投合して、やがて結婚式のシーンになるのですが、そのシーンの曲(「幸せな結婚生活」)がこのアルバムに収録されています。
もしかすると、アニメだし、子供向けなのかなというイメージを持つ方もいるかと思いますが、そのシーンを見るだけでも、子供だけに向けたものじゃないっていうのがわかるぐらい、ハッピーなだけの夫婦生活ではないんですよ。
悲しいことや困難に直面しても、それでも2人で人生を歩んでいく。
ふたりは段々年老いていって、そしてついには愛するエリーが先に寿命で亡くなってしまう。
さあ、そんなフレドリクセンさんのお話です、とようやく物語の始まりなのに、そこだけでも見てほしいぐらいに満足度が高い。
そこだけギュッと贅沢にセリフもなく、この素敵な曲とともに見せるっていう演出がたまらないですね。
ファインディング・ドリー
ハナコ 秋山寛貴さん:
『ファインディング・ドリー』は、1回目に見たときより年齢を重ねたからか、親心がわかるようになってからはすごいグッととくる作品になっていました。
ドリーといえば、「私ドリー、私すぐに忘れちゃうの」っていうセリフなんですけど、これは「あなたは忘れっぽいから初めて会った人にこのセリフを絶対に言いなさい」と、そしたらみんなが助けてくれるからって親から教育を受けてるからなんです。
また、ドリーの両親は、自宅から出たら貝殻を拾ったら置いて、道しるべにしていて、迷子になったときは貝殻を追いなさいとドリーに教えていました。
物語の中でドリーがニモたちとはぐれて1人で迷子になるシーンがあるのですが、ふと海の底を見ると、貝殻が点々と置いてあるんですよ。
それで、ちっちゃい頃の記憶を思い出して貝殻をたどっていったら、家のようなものがあって、その家のようなものから無数に貝殻の道標が伸びている。
そのシーンがすごくグッときたんです。
両親からしたらドリーとはぐれてから、何年もの間、どこで迷子になってるかもわからない。
そんな我が子のために、とにかく四方八方に貝殻を並べながら待っていたのだなと、親になったからこそ味わい深く感じるシーンですね。
ーー『ファインディング・ニモ』はタイトルのとおり、ニモを探す物語ですが、『ファインディング・ドリー』はドリーの両親探しだけでなく自分探しの意味も含まれているのかなと思いました。
ハナコ 秋山寛貴さん:
そういう意味では、『ファインディング・ドリー』に登場する各キャラクターもそうかもしれないですね。
ドリーは、忘れっぽい自分っていうのを乗り越え、受け入れたりしていきますし、海洋生物研究所にはコンプレックスを持った仲間がいるのですが、その仲間たちもみんな、それを個性として受け入れ、乗り越えていく。
終盤でみんなが協力するシーンがあるんですけど、その頃には全部のキャラクターが好きになっているので、それがまた堪らないですね。
トイ・ストーリー3
ハナコ 秋山寛貴さん:
あとはもう鉄板になっちゃうんですけど、ピクサー作品を語る上では『トイ・ストーリー』シリーズは外せません。
中でも『トイ・ストーリー3』のアンディとボニーのシーンがいいですね。
アンディはボニーにためらいながらもおもちゃを渡し、その後一緒におもちゃを使って遊ぶんです。
人間の前なのでウッディたちおもちゃは表情一つ変えないんですけど、なぜかあの顔がすごく嬉しそうに見えたっていうのがもう自分のなかで屈指の名シーンです。
不思議ですよね。無表情なのに一番嬉しそうに見えたというのが。
ーー自分のお気に入りのおもちゃが動いたらいいのに、お話できたらいいのにとか、子供の頃は誰しも思いますよね。
ピクサーは身近な“もしも”の世界を描いて、観た人の想像力を広げてくれます。
ハナコ 秋山寛貴さん:
そこが僕もピクサーの一番好きな部分です。
モチーフを身近に置いてくれてるっていうのは、とても夢がありますよね。
子どもの頃は『トイ・ストーリー』を見た後は自宅を出るときにフェイントをかけて振り向いたりしちゃいましたし、ちょっと怖い夜でもドアの向こうには『モンスターズ・インク』のように楽しいモンスターたちが暮らしてるのかもなと思ったら怖くなくなりました。
『バグズ・ライフ』の草むらや『インサイド・ヘッド』の頭の中、『カーズ』の車とか、視界の中にあるものの世界を広げてくれるのが好きなところですね。
ーー最後に、『ピクサー・ベスト』の発売を楽しみにされている方にメッセージをお願いします。
ハナコ 秋山寛貴さん:
この『ピクサー・ベスト』はこれまでの全27作品、1作品も欠かさず詰まってるっていうのがすごく嬉しいなと思うところです。
歴史を振り返る曲順に収録されているので、ピクサー好きな方はその曲とともに思い出を振り返って楽しんでほしいです。
まだ見ていない作品も曲だけでも素晴らしいので、音楽が気になった作品は、ぜひこれをきっかけに見ていただけたらとても嬉しいです。
CDアルバム『ピクサー・ベスト』商品情報
CD発売中/デジタル配信中!
購入/試聴はこちら:https://www.universal-music.co.jp/p/uwcd-1111/
価格:3,520円(税込)
品番:UWCD-1111
- 歌詞・対訳、全曲解説付き
- ピート・ドクター監督からの特別メッセージ掲載
- 日本版エンドソング担当アーティストのコメント掲載
- 封入特典:アナザージャケット3種、ジャケットデザインステッカー
特設サイトはこちら:https://www.universal-music.co.jp/disneymusic/pixar_best_sp/
イマジネーションあふれるユニークな“もしも”の世界を描き、数々の感動的な物語を贈り届けてきたピクサー・アニメーション・スタジオ。
原点とも言える世界初のフルCG長編アニメーション『トイ・ストーリー』(1996年)から世界中に感動をもたらした話題作『マイ・エレメント』(2023年)まで全27作品から感動と懐かしさを想い起こす名曲を収録。
この夏に公開されるピクサー最新作『インサイド・ヘッド2』に先駆け、2024年3月15日(金)より2週間ごとに全国劇場公開される『私ときどきレッサーパンダ』、『あの夏のルカ』、『ソウルフル・ワールド』の音楽も収録。
感動と懐かしさ溢れる音楽でピクサー作品をふりかえることができる究極のベスト盤です。
聞き手・編集:あずさゆみ(Dtimes.jp)
©Disney/Pixar